和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

仕事は楽しく。されど苦しく。

私の信条ですが仕事は楽しくあるべきだと思います。でも苦しくもあるべきだとも思います。

2010-03-04 00:02:30
入力時間 / 10:41

仕事が好きです。私の人生の構成要素は仕事しかありませんからね。まぁ今は無職ですが。
そしてそんな大好きな仕事は楽しいです。すごい楽しい。でも楽しいばかりではないんですよね。

「楽しい職場」に私は魅力を感じません。楽しいだけの職場なんてありえないし、あったとしてもそれは私が求めているものではない。誰しもが仕事を前向きに楽しく取り組みたいと思っているとは思いますが、「苦しさ」が無ければ得られる楽しさなんて多寡が知れていると私は考えるためです。

そう考えるとさすがはドM。苦しさ、辛さありきなんですよね仕事って。むしろ人生そのものが。苦しいことや辛いことを乗り越えた先に楽しさがあると私は思うんです。だから安易に楽しもうとは思わないし、他者から「楽しさ」を提供されたいとも思わない。楽しくするのは自分自身でしかあり得ない。

私の大好きな大好きな言葉がありまして。
「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」
というやつですね。

それを知ってる人も、それを好きな人には敵わない。それを好きな人も、それを楽しむ人には敵わない。
という意味です。

楽しみと苦しみは相反するようですが実際は対になってると私は思います。苦しみを知ってるからこそ楽しめるし、楽しさを実感できる。不遇を知ってるからこそ幸福を知ることができるように。

それを楽しめるということは、その苦しさを受け入れる事ができるということ。その苦しさを受け入れてもなお、その事を愛し、情熱を持って取り組めるということ。だと私は思うんですね。

私は仕事が好きです。つらいし、めんどくさいし、眠いし、だるいし、疲れるけど。それでもなお仕事への情熱を失う事が無いのは仕事を好きだから。仕事を愛しているから。仕事を楽しんでいるから。

私が最高に輝ける場所は仕事の中にしか無いと断言できる。
仕事は私に存在する理由を与えてくれる。

仕事は苦しい。されどやはり楽しい。

TAG

P.513

仕事最高さん
和田さん初めまして。メールフォームでいつもお世話になっております。
以前新聞で菅原文太さんの、仕事についてのインタビューが掲載されていました。
仕事について非常に感銘を感銘を受けた内容でしたので、一部抜粋して転載いたします。

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「生涯現役で仕事をすることはあたりまえだと思う。
それは金を稼ぐというような狭い定義ではなく、生きている限りできることをして働くということだ。
若いうちだけではない。
十分な年月仕事をして蓄えができ、勤め先はリタイヤしても、友だちと群れて趣味ざんまいで満ち足りるだろうか。
自分の人生を全うするというのは、どんな時点でも働きがいを見つけることだと思う」

菅原さんは俳優でありながら農業生産法人を設立して、これからの日本の農業を考え実践する取り組みを始めたばかりだ。
昔から、汗をかかない仕事は労働ではないという持論を持っていた。
その菅原さんが韓国の農村で働き続ける老夫婦のドキュメンタリー映画『牛の鈴音』に魅了される。
登場人物は働き詰めに働いてきた農夫と妻と、一頭のやせ細った老牛だけである。
農夫は機械も農薬も使わず、長年、ただひたすら朝から晩まで不自由な足を引きずって畑を耕してきた。

「人として本物がいると感じたね。なぜ働くかなんて理屈はない。
呼吸して生きているように、死に至るまで働く。
おれたちの父や祖父がそうだったように、ただ懸命なことが尊い」

今の世の中、豊かになどなっていないと菅原さんは続ける。
誰もが儲けという数字を追って机の前にしがみつき、その金で食料を輸入し、
いい暮らしをしている幻想に浸っているだけだと。

「日本人は休日だ、祝日だと休みすぎだと思う。
何だか砂上の楼閣にいる気がするんだが」

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長文失礼致しました。
いつも興味深くブログを拝見しております。2010-03-04 00:37:25
りっちょんさん
私の場合、おそらく和田さんと到達点は同じと思いますが、仕事が楽しいものあるべきというのが私のスタンスです。楽しいのであって、「楽」なのではないことが重要です。
苦しいことだけに生きがいは感じませんし、儲かることだけに生きがいも感じません。
ただ楽しいことでも、やってて苦しいときは必ずあります。
そこを乗り越えることが大事なのですよね。
めんどくさいし、しんどいことから逃げてばっかりだと、何にも解決しませんが
しんどいことでも、一所懸命にやりつづければ必ず少しは進みます。

何かに「こだわり」をもつことで、苦しみも苦しみでなくなる。
そして、結果的に何かを成し遂げてしまっていた。というのが仕事ではないでしょうか。

何もお金にかわることだけが仕事ではないですが、最低限、衣食住を満たす何かは必要なのです。
五郎さんのようにログハウスをつくれる執念があれば過酷な富良野でも生き延びれますが、僕は無理です。暑いことと寒いことは苦痛以外の何物でもありません。

あ、また話がずれてしまった。
文章をうまくかくとが苦手な29歳です。
これからも宜しく★お願いします。

タイトルにある、楽しく、されど苦しくというのはすごくいい言葉ですね。2010-03-04 19:49:12
和田
>仕事最高さま
菅原文太さん!思わず牛の鈴音という映画のサイトを見てしまいました!予告編だけで目頭が熱く・・・。仕事ってやっぱり人生ですよね!

>りっちょんさま
苦楽併せての仕事ですよね!私はドMなので苦痛はけっこう好きですが、苦しい思いをした後の達成感は一際です!そう考えると登山も同じだなぁと思いました!ぜひ登山を!2010-03-05 07:42:45