自分はリソース
自分は組織のリソースだ。と割りきってしまえば人生楽になれるんじゃないかと私は考えている。それは自分の成長のためにも、組織の成長のためにも。
2016-02-10 01:18:06
入力時間 / 14:45
リソースというとまぁ主に組織の資産とか資源とか、そういう意味です。開発会社などでマンパワーが足りない状態などをリソース不足なんて言いますよね。社員を資産・資源扱いするなんてブラックだ!なんて今の風潮だと言われそうですが、個人なんて組織の一部に過ぎないんですけどね。
ということで私は全体主義なので、自分自身を上位組織の一部と考えるきらいがある。そのほうが自分にとって都合がよいためだ。20代前半に「会社のために働く」のか、「自分のために働く」のか、粟野くんと熱く語り合った日々は十数年経った今も鮮明に思い返される。私は前者です。
何故自身をリソースとして考えるべきか。それは組織があってはじめて自分が存在できるからに他ならないだろう。まぁそれが全体主義の根幹なわけですが。個人だとか個性だとか、それらは自身の存在があってはじめて成り立つものですから、自身の存在が危うい状況であれば不要な産物であると私は思っています。
例えば会社が赤字にも関わらず昇給やボーナスを求める社員がいたとして、その人は少なくとも組織の事は考えていないだろう。もっと言えば組織の先にある事業や顧客の事すら考えてはいない。おそらく考えているのは自分のことだけ。それは個人主義でもなんでもなく、ただ幼稚なだけなんじゃないだろうか。
組織の存続・繁栄を第一に考えるなら、自分から辞めることや休日や給料を返上する事すら許容されるのではないか。もちろんそれは色々と法律にひっかかるけれど、大げさに言えば私はそれこそが理想的な組織と組織たらしめる構成要素だと思う。なぜなら組織自体をひとりひとりが自身に投影して考える事ができるならば、それはおそらく素晴らしい組織になり得るからだ。
※無論、そういう素晴らしい組織はそもそも存亡の危機に瀕する事は無いが。
自身の眼前にある利益はあまりに軽微で、それを求める事の多くは価値を持たない。組織というスケールでその組織に貢献しようという姿勢こそが社会で生きていく上で大切なんじゃないかなと時代錯誤ながら私は思います。
そういった視点で物事を見たほうが自分自身の成長に繋がるんじゃないかなと未だに思っているのだけれど、やはりそういう考えは理想論というかブラックなんでしょうかね。
自分の利益を第一に考えるか、組織の一部として組織の利益を第一に考えるか。私は後者のほうが最終的に自分が恩恵を受けられると今でも思っています。そんな私が会社をつくるのは難しい時代なんだろうなぁ。
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