和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

ファイプロとガン振り

誰にでも思い出のゲームというものがあると思うが、私にとって思い出深いゲームのひとつに『ファイプロ』シリーズがある。その中でも特に記憶に残っているのがファイプロ3だ。

2016-02-04 06:28:28
入力時間 / 19:05

ファイプロとはフォーメーションサッカーでお馴染みのヒューマンが世に送り出したプロレスゲームの代名詞「ファイヤープロレスリング」の事です。当時フォーマットが確立されていなかったプロレスゲームの中で、腰を落とすタイミングで技をかけるというデザインを確立したマイルストーン的なゲームでもあります。

お正月にお年玉を握りしめて吹雪の中、片道5kmの道のりをファイプロ2を買いに踏破したのは今でも鮮明に憶えています。若かった小学5年生の俺。

まぁそんなファイプロですが、その存在を決定づける革新的なナンバリングタイトルがファイプロ3。スーパーファミコン全盛の時期にPCエンジンで出たタイトルなわけですが、ファイプロ3ではなんとレスラーを自分で作成できる「レスラーエディット」機能が付いていたんです!

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小中学生にとって自分の理想を形にできる機会ってそう多くありません。そんな中でゲーム内で戦うレスラーを自分の意のままにつくり上げる事ができるレスラーエディット機能はまさに夢のような機能でした!

レスラーエディット機能では名前や外見だけではなく、使える技やパワー、パンチ力、キック力などの数値を決められた範囲内で自由に設定することができるんですね。馬鹿丸出しの小学生だった私は当然、攻撃力にガン振りばかりしていました。だって攻撃が強ければ最強だし!当たらなければどうということはないしね!バランス良いレスラーなんて面白くないものね。やっぱり攻撃に特化してないと!

ということを先日思い出して、今と全然変わってないなぁと。私はバランスよく何かをするのがひどく苦手でして、攻撃力だったら攻撃力にガン振りしたい人間に育ち現在に至っているわけです。三つ子の魂百までですね。

で、ここからが本題なのですが人生もファイプロ3のレスラーエディット機能になんか似ているなと。決められたポイント(金・時間・労力)を使って、どのパラメータを伸ばしていくか、という点が人生になんとなく似ているなと思ったわけです。

私の人生はもちろん仕事にガン振りですけどね。自分の人生を振り返って、どのパラメータにどのくらい数値が割り当てられているかを客観的に見ることができたら面白いのにな。

人生にはきっといろんなパラメータがあって、意識することなくそのパラメータにポイントを割り当てているのだろうけれど、そういうものを数値化・具現化できたら人生はもう少しわかりやすくなるのかもしれない。

まぁ兎にも角にも私の人生に大きな影響を与えたゲームでしたねファイプロ3。当時はゲーム内の理想のレスラーしかエディットできなかったけど、今は理想の自分をエディットできる歳になったということで、なんとなく感慨深いですな!

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