道を譲ろう
これは何も歩道や車道だけの話には留まらない。人生において道を譲ることは大切だ。
2012-01-10 04:08:57
入力時間 / 12:25
私のように心の小さい人間は道を譲らない人に出くわすとイラッとします。特に雪国札幌は降雪後、歩道がひとり分のスペース程度になるので歩行速度の遅いオバサンなどに出くわすとその後ろには長蛇の列ができます。ドラクエのパーティーかっ!という状態になるのです。ちょっと笑えるでしょ。
そういった輩が道を譲らない要因は3つ。1つ目は最初から譲るという発想がない。2つ目は後方を確認していない。3つ目は道を譲りたくない。私はそれが気に入らんのです。そしてこれは前述の通り歩道や車道だけの話ではありません。
いまの国政や地方自治を見ていてもわかる通り「道を譲ろう」という意識が無い人が多いのかなと。政治だけじゃなく企業においてもそれは同様で。道を譲らなくてはならない状態を把握するためには、自分自身の能力と後方から追随する者の能力をまず理解する必要がある。自分自身を過信してもダメだし、後方確認を怠ってもダメ。
後方から追随する者が明らかに自分よりも能力が高いのであれば、その者に道を譲る事は道理ではないか。あえて自分がそこに蓋をすることにいったい何のメリットがあるのか。自分より秀でた者が追いついたならば、それを認めて道を譲ることがその者の最低限の役割ではないのか。
私はそういう道を譲らない、譲る気のない人が嫌いだ。だから私はそうなりたくないと考えている。自身が至らないと気がついたら、見栄やちゃちな自尊心などかなぐり捨てて素直に道を譲れる大人になりたい。
地位や権力に固執せず、若い人にサッと道を譲れる人間になりたいもんです。
まぁ地位や権力なんてもともと持ってませんけどね。
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