和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

価値とはなんぞや

楽天優勝セールで価格偽装が跋扈しているようで、なんだかなぁという感じがしますが。価値とは、価格とは、一体何なんでしょうね。

2013-11-06 03:43:45
入力時間 / 11:43

「SIMフリーのiPhone4S 433,915円が77%OFFで95,048円」とか元々2600円で売られていた抹茶しゅーくりーむの定価が12,000 円になって、そこから77%OFFと謳っていたなど。まぁ~楽天に関して言えば今に始まったことじゃないいんですけどね。普通に公取に怒られそうだけど枚挙にいとまがないからなぁ。

そこでやはり考えるのは「価値ってなに?」ってことと「価格ってなに?」ということ。実は私も価格設定に関しては悩むことが多くある。だって仕入れとか無い仕事だから「私の使う時間=費用=価格」なわけです。制作業に関しては過去に何度も書いているけど「自分の寿命の量り売り」みたいなもんでして、「じゃあ自分の寿命の値札はいくらか」ってのは永遠のテーマでもあります。

結局、世の中の価値が相対的に決定されることを考えれば絶対的な価格の正当性なんて無いようなものですよね。大切なのは「その価値を自身がどう測るか」であって「値札を見てその価値を測る」わけではない。もちろん、値札を参考にするってのは少なからず基準としてはありますけどね。

価格≠価値

以前から何度も書いているのでまた書くのもアレですけど、価格と価値は必ずしも比例しない。少なくとも自分の中の価値観においては。私は中トロよりマグロが美味しいと思うし、白身よりタコ・イカの方が好きだ。価格が高いものが、必ずしも価格が安いものよりも価値が高いとは言えない。しかし人間は価格の高いものをありがたがったりする。

食品偽装も価格偽装も

結局のところ、こういった偽装問題が起こる背景には「自身の目で価値を測れない」人がこの世の中にあまりに多いことを示す証明でもあると私は思う。前回も書いたけど本当に大切なのは「自分自身がそれをどう捉え、価値を見出すか」だと思うんだ。価格やウリ文句によって自分自身の価値観が変わるわけでは本来ないはずだから。

それが美味しいのか、不味いのか。それが高いのか安いのか。それを決めるのはウリ文句でも価格でもなく、自分自身であるべきだ。その判断を放棄したら私は意味ないと思うんだけどなぁ。

TAG

P.1516