和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

祈ったところで

被災地の被害状況や福島原発での爆発などがニュースで流れていますが。

2011-03-15 05:43:59
入力時間 / 13:33

札幌は本当に平時と何も変わりません。停電もなく、スーパーでの混乱などもなく、いつもどおりの平日です。被災地の悲報が知らされる中においても、どこか現実味のない同じ国内の出来事とは思えないようなそんな気さえするほどいつも通りです。

こういった災害が起こるとつくづく人生ってのは理不尽だなと痛感します。住んでいる場所がちょっと違っただけで、まったく予期しない事態に巻き込まれてしまうのですから。つくづく運の上に生かされているんだなと。

で、前述の通り札幌はほぼ平時と何も変わらない日常なわけですが、被災しなかった人がするべきことは奇跡を願うことでも祈ることでもありません。平時通り生活する事だと私は思います。なぜなら祈っても何も解決しないから。祈ることで人が救われるなら祈りましょう。でも実際はそうじゃない。願うことや祈ることでは何も解決しないから。

運良く被災を免れた人にできることは、いつも通り仕事に勤しむことでしょう。日本経済は大打撃を受け、後の数年はとても苦しい時代になるかもしれない。だからこそ今、経済を停滞させてはならないし、歩みを止めることは許されない。

不安も恐怖も、そして祈りも願いも、物事を抜本的に解決してはくれない。
ただいつも通り、そしていつも以上に国民ひとりひとりが頑張ることこそが日本のためであり、ひいてはそれが被災者の未来を助ける事になると私は思います。

祈るより前に、願うより前に、まずいつも通りの行動を。

追記

たとえ善意があったとしても被災者に適切に伝わらなければただの自己満足であるばかりか迷惑にもなりかねません。義援金を装ったフィッシングサイトの存在も確認されています。GIGAZINEが被災を免れた人へのまとめ情報を公開していますので参考までに。
遠くからでもできること、すべきでないこと、被災地の人々に迷惑をかけず助けとなるための行動法まとめ

TAG

P.787

りずママさん
GIGAZINEのサイト大変参考になりました!
ミイラ取りがミイラにならないようにしないと、って考えてこちらは待つことが支援だと思っていました。
義妹たちは、運良くガソリンを入手でき現在東京へ向かっていると連絡がありました。
幸い貸アパートの1室が空いているので、しばらくそこに。子供たちがいるのでとりあえずホッとしました。
停電に関しては、私の居住区はグループ内でも除外地域となってます。
とはいえ、節電にと思い暖房を消し、多めに着こんで毛布に包まっていたりします。
寒がりの犬猫多数を飼っているのですが、全員に洋服着せて言い聞かせてます。
毛皮着ているのに、家の中で震えている犬もおかしなもんですが。。。
電車が運休したり本数減っているので、ちょっと大変ですが、歩いてダイエットさ!
逆に筋肉モリモリになっても困るのですが(笑)2011-03-15 20:50:30
和田
>りずママさま
停電はなんだか大変そうですねぇ・・・。1日おきに平時運転とかのほうが効率が良さそうですよね。計画停電中止!ってなんかドタキャンされるみたいでイラッとしそうです・・・。2011-03-16 22:25:05
しんさん
願うことや祈ることでは何も解決しない。。たしかにそうですね。
しかしながら人間の文化において"祈る""願う"というのは時として行動に勝るほどの力があると考えます。
今回のような震災において我々が"祈る"とうい行動を起こしておけば、思考として
自分自身が被害にあった時に、誰かが祈ってくれているというように考えるようになります。
そうすればひとつの勇気と行動につながると思うのです。
これも因果応報のひとつです。すぐに解決はなくとも長いこれからの日々につながります。
ご先祖様に手を合わす。何も意味の無い行動ですが、謙虚な気持ち、そして自分自身が死に行くものになるときに
手を合わせてもらえるだろうという安心感。このような文化は大事かと。。
反論ではありません。ただ和田様の文章をそのまま言葉通り受け止める人がいれば少し怖く感じましたので。2011-03-17 09:48:21
和田
>しんさま
私が無神論者だからかもしれませんねぇ。墓前に手を合わせるという行為は生前の故人を偲び、また感謝するための儀式というか文化のようなものだと私は解釈しています。私は偏屈なので死後、誰かに偲ばれたい、感謝されたいとは思いませんし願いません。それを評するのはあくまで私以外の人間であって、私自身がそれを求めて振舞うという事が嫌いなので。

被災者の皆さんが無事であってほしいとは思います。でも私がそれを思うこと自体は被災者の助けにはならないでしょう。その思いを元に私がなんらかの行動を取らない限りは。しかし、その行動自体は私が当事者になった際の担保になるものではありませんし、またそれを私が求めるものでも無いと私は思います。

長い回答ですいません・・・。2011-03-17 21:42:59
せいじさん
無粋ですが・・・
無「神」論者ならしんさんの「仏」「ご先祖様」はオッケーですね!なんて。
無神論もひとつの宗教ですから、和田さんのような有名な方がそういった発言を
公の場でするのはおやめになったほうがよろしいかと思います。
余計なお世話ですけど、不快に思う方も少なからず(私も含め)います。2011-03-18 01:12:42
和田
>せいじさま
お盆や仏や御先祖様というのは宗教というよりはひとつの文化のようなものと私は解釈しています。そして過分な評価を頂き大変恐縮ですが私は有名ではありません・・・。もちろんどこかのコミュニティでこういう事を発信しようとは思いませんし、私の思考や考え方を不快に思う方が世の中には大勢いることも重々承知ではありますが、そういった考え方を含めての自分なので私個人のブログとして綴っている次第です。本当にすいません・・・。2011-03-18 01:19:14