和田憲幸のブログ

そもそも会社を辞めたのは割りと大規模なWebアプリケーションを作りたかったからだったんだ！と思い出しました。もちろん会社事態に辟易としていたのもあるんですけど。世界ではセールスフォースを筆頭としたCRMが台頭し、どこもかしこもプロジェクト管理やタスク管理が溢れかえっているわけでして、それに一石を投じてぇ！と思ったんですね。

というのを今日、お客さんと電話してるときに唐突に思い出しまして。そろそろ設計に入らないとあれだなと。モバイル用CMSなんて作ってる場合じゃぁない！とか言ったら各方面の方々に怒られるかしら・・・。それはそれでしっかり頑張りマス！

既存のプロジェクト管理・タスク管理・CRMへの不満

まずわかりづらい。というかほんとわかりづらい。多機能すぎて私には付いていけないというか、重複入力が非常に多いんですよね。あっちにも入力して、こっちにも入力して、そしてメールもだして、仕舞いにはEXCELにも・・・なんて馬鹿げていると思いませんか？効率化のための管理ソリューションが単なる足枷になるなんて事ままあるわけです。

下の人間がつかわない

概ね使いづらいアプリケーションが多いためすべての人間が笑顔で使ってくれるわけでは無いんですよね。特に年齢層が高かったり、その使う必然が無いスタッフにとってタスク管理やプロジェクト管理はホントにただの無駄。使う価値が見出せないから使わない。至極当然だと私も思います。それじゃぁダメなんだよなぁ。すべてのスタッフが別々の役職・作業割からいろんなアプローチから使っても価値を見出せないと管理ソフトとしての価値は無いと言っていい。

管理する側もいろいろ大変

で、全体を見通したいPMが使いづらいものもやはり多いわけで。PMにとってゴチャゴチャした情報はいらないんですよ。ヒアリングすれば済む話だし。ようは全体の進捗が何％進んでるのか、遅れてるのか。遅れている場合はどこセクションが遅れてるのかがわかればいい話しで。ごちゃごちゃ細かい情報出されても鬱陶しいだけだっつーの！と。

規模が極端すぎる！

セールスフォースまでいらないし・・・かといってショボすぎるのもどうかと思うのよね。みたいな。丁度いいやつねぇのか！と叫ぶ人間がきっと日本の中に何十人～何百人はいるはずだ！あまりにも壮大なプロジェクト管理はわけわからんし。そこまで求めてないっつーの！みたいな経験ありませんか？こう、丁度いいやつがほしいんです私は！

膨大な情報量をいかに引き出し、うまく魅せるか・捌くか

これに尽きると思うんですよね。以前はグループウェアなんて呼称もありましたが、いまでは概ねCRMの機能が前面にでていますよね。ただ、膨大な情報をうまく魅せるのはGoogle I/Oにお任せしてもいいのかなと今では思っていたり。海外ではヤマーというtwitterのタスク管理版みたいなやつが注目されておりまよね。ようはいかに「管理」を押し付けずに「管理」するか。

管理側からすれば小まめに正確な情報をフィードバックしてほしい。でも開発側からすれば細かく正確な情報をフィードバックするのは面倒だったりするわけです。この２者間の距離をうまく縮める事が包括的なタスク管理・プロジェクト管理では大切なんじゃないかなと私は考えておりまして。

そもそもプロジェクト管理やタスク管理をデベロップに縛る必要なんて無いんですよね。プロジェクト管理もタスク管理も視点を変えればそれはCRMにもなり得るわけです。ようはそこはシステムとしての柔軟性の問題で。何を管理するのか。何をマネジメントするのかって事で。

ということで前置きが非常に長くなりましたが、私が作りたいプロジェクト管理ソフトとはtwitterとwikipediaとスケジューラとメーラーと弥生会計とCMSを足して割ったようなやつ。そして導入規模は中小零細。単価は売り切りの１～３万程度。を予定しております。「情報を管理する」という点をしっかり主軸に置いて使って楽しい統合型情報管理アプリケーションと言ったところでしょうか。そして、アプリケーション間でも連携できるようにして・・・。夢は大きく持ってね！SaaSやASPのような形態は取らず、VPNやWebサーバに設置するイメージですね。APIをしっかり設計しておけば他の同一アプリケーションとの連携も容易でしょうしね。

管理するためのアプリケーションではなく「自分が使いたいアプリケーション」ですよね。やっぱり。
熱く語ったがゆえ非常に長く難解な文章になったことを深くお詫び申し上げます。