不安と不確定
子育てには不安が付き物です。例にもれずいつも不安に苛まれる日々。ただ、不安という状態は決してよいものではなく、生産性のない独りよがりの状態だという自覚はあるんですけどね。
2022-11-08 16:35:55
入力時間 / 12:25
と、いうことでなぜ不安になるのかを考えてみたところ、確定していない未来に対して不安を抱くのではないか、という結論に至った次第です。逆にいえば、どんな悲観的な未来であっても、それが確定的な場合は不安を感じないということがわかりました。
例えば死。万人にとって死は必至です。が、死そのものに対して不安を抱く人はいないでしょう。なぜなら死ぬこと自体は確定しているから。死に付随する、死後であったり、死ぬまでの過程などの不確定な部分に不安を抱く人は多いと思いますが。
育児であったり人間関係であったりの不安も同様で、不確定であったり確認のしようがない要素によって不安が発生するのではないかなと私は思うのです。「嫌われたらどうしよう」は不安だけど、「嫌われている」という事実は不安ではない。
なので、なんにせよ確定させたらいいのかなと。不確定なものをどのような形であれ、ひとつひとつ確定させれば不安を払拭できるのでは?と思うのです。
老後、すごく不安です。老後どうなっちゃうんだろう、と。日本どうなっちゃうんだろう、と。そんなときは確定してしまうのです。老後はもうオワッテル、と。俺の老後はオワッテル。と確定させることにより、じゃあいいか〜になるのです。
育児も同様で、確定してしまうのです。子どもはきっと大丈夫、と。無責任に子どもに全幅の信頼と責任を押し付けるのです。
不安に苛まれて子どもとの日々を楽しめないくらいなら、たとえ無責任であったとしても、不安を払拭して子どもとの日々をただただ楽しめるほうが、親の選択として私はアリだと思うんですけどね。
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