和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

父が他界して思うこと

いやいや、父が他界してもう1ヶ月経つ。早すぎる。納品に追われていたら時間が経つのなんてあっと言う間ですね。

2017-03-01 01:16:02
入力時間 / 22:27

一番左が父です。

自営業に忌引なんてありませんからね。ま、悲しむ暇が無いというのもそれはそれで救いではありますが。仕事や育児をしている間はその現実を忘れられるからね。

人生で一番いろいろとモヤモヤ考えを巡らせることが多かった時期でしたこの1ヶ月半くらいは。死生観に関しては普段から考えることが多い私ですが、いざこんなにも身近な人が逝去すると、もっともっと考えてしまうものです。

ということで、父が他界していろいろ思ったことを記録しておこう。

孝行したりなかった

もっと孝行できた。もっともっと献身できた。後の祭りですけどね。言い出したらキリがないことだというのはわかっているけれど、もっとできたのは事実だし、そこにはやはり悔恨が残る。どれだけやっても多分、足りないものなんだろうなぁ。

息子を見せれてよかった

倅が生まれたときは特に感じなかったけれど、父の血を残せてよかったと今すごく思う。そしてそのことを父に見せることができて本当によかった。私は特段、血筋にこだわるタイプではないのだけれど、父の血肉が私や倅に残っていると思うとなんだか救われる(私が)。

父の生き方に救われた

父は乱暴な言い方だと「好き勝手に生きる」タイプだったので、よく「いつ死んでも悔いなし」と言っていました。もちろんそれはある種の見せかけで、意外と好き勝手に生きていなかった事を私は知っています。それでも、自分の人生を大事にする父の生き方は、父の他界を受け止める際に大きな救いになりました。

想像以上に父が好きだった

父として、人として、すごく好きだったんだなと居なくなってより強く実感しています。私にとって本当に最高の父でした。父なくして今の私は絶対にあり得ない。まぁ父がいなけりゃ私は生まれていないので当然っちゃ当然ですけどね。

と、まぁ枚挙にいとまがないほどいろいろと考えました。今の自分がこうして平々凡々とダラダラ生きていられるのは、父によるところが大きい。ほんとに父のおかげですごいイージーモードな人生を送らせて頂いている事に、言葉では言い表せないような感謝・恩義を感じている。

けど、もうその恩は返せないという事実がね。

1ヶ月経ってもまだまだ現実感がありませんが、ホントいい父だった!天国とかあったらいいなって人生ではじめて思いました。あったらいいな天国!俺が死んだら天国でまた会いたいなぁ!

TAG

P.1835

philosoさん
お世話になっております。

天国で又会いたい、にすごく共感です。

私も自営業でいま母と暮らしてるので勉強になります!

もう今頃はお父様がいないことに慣れられたでしょうか?

気になります。2017-04-16 07:48:13
和田
>philosoさま
父が他界して2ヶ月半経ちますが、全然寂しいですね(笑)慣れてきてはいますけど、やっぱり強い喪失感が残っています。自分を産んでくれた人なので当たり前なのかもしれませんが、よく聞くフレーズですが「心にぽっかり穴があいた」感じですね(笑)この表現は言い得て妙だなと、当事者になって感じています。2017-04-17 13:07:22
なかしまさん
和田様
私も同じようにウェブ屋をやっており、同じように父を亡くしました。
私の場合、3年前ですが
親孝行し足りなかった、救われた、想像以上に好きだった
すべて同じです。まったく同じ気持ちです。
私の場合子供が生まれる17日前に他界してしまったので、「あと少し頑張ってくれれば」というところだけが心残りです。

3年たった今でも、父が亡くなって思ったことや気持ちは
柔らかくなったり、もっと腑に落ちたりといった変化は有りますが、
変わらず残っています。
いまだに全然寂しいです。

和田さんの作られるCGI等のクオリティ、またそれを無償で解放しているところなど
かなり前から常々関心していたのですが、
境遇が近く、そんなことがあったのか と
初めてペンをとらせていただきました。

これからも益々ご活躍を期待しています。
たぶんウチの父も、和田さんの父も期待してみていてくれていると思います。
2017-06-08 11:42:20
和田
> なかしまさま
それはそれは、ご愁傷様です。
私の父も「春になったら一緒に初散歩しよう」と言っていた最中だったので、それが私としてはすごく心残りでした。ただ、妻に「どんなタイミングでも何かしら悔恨は残る」という言葉を頂き、確かになぁと。よしんば一緒に散歩できていたとしても、「ランドセル姿を見せたかった…」になるんでしょうね。

「ぽっかり心に穴が空く」という表現は本当にスゴイ的確な表現だなと思います(笑)すごく落ち込むわけではないんですけれど、なんか空虚というか不思議な寂しさが今も絶賛あります。

ほんとに天国があったらいいなぁと事ある毎に思ってしまいます。なかしまさんのお父さんも、うちの父も、天国でのんびり下界を眺めていてくれたら嬉しいですねぇ。2017-06-09 21:16:09