広告は誰からも望まれないが必要だ
インターネット業界は広告によってもたらされていると言っても過言ではない。そんな最中、広告ブロック機能を有したiOS9がリリースされ物議を醸しているようですが。
2015-09-28 17:23:36
入力時間 / 13:14
iOS9の広告ブロック機能を利用したアプリがAppStoreで多くランクインしておりますね。正直、モバイルデバイスにおいて広告は
- 帯域を浪費する
- Webサイトの挙動を遅くする
- 邪魔くさい
- 誤タップしてイライラッ!!
と、ハッキリ言っていい事がない。誰もが「邪魔くせぇ」と感じていることに疑いの余地はないだろう。しかしモバイルサイト、ひいてはインターネット全体が広告によって成り立っている事もまた否定できない。
ネット以外でも広告は疎まれる
- テレビCM
- ポスティング
- FAX
- 営業電話
- 広告メール
- セールスマン
などなど「サービスや商品を率先して売ろう」という行為は幅広く忌み嫌われる対象となってきた。誰もが望まないもの、それが広告であり宣伝だ。
しかし、それでも広告や宣伝は必要だ。もし、広告ブロック機能がPCを含めて標準の機能になったら世界はどうなるだろうか。
ステマだらけの世界になる
と私は思う。多くのWebサイトでは何らかの形で収益を上げる必要がある。現状、インターネットやアプリの多くはその収益源を「広告収入」に頼っている。その収入が絶たれたら別な形での収益確保を迫られるわけになるわけだが、結果としてそれは「広告ではないと偽った広告」の蔓延を加速させることに繋がると私は思う。
広告は確かに邪魔だ。誰もが望まない。しかし完全に排除されるべきものでは、やはり無いのだろう。少なくともある程度の規律在るガイドラインは必要になるだろうけれど、広告ブロックは業界全体を衰退させる、または劣悪にする元凶になりかねないと私は思いますね。
まぁだからこそSafariには標準で実装されていないんでしょうけどね。
広告収入で成り立っているGoogleあたりが率先して「お行儀のよい広告ガイドライン」をもっと率先して広めてもよいと思うけど、Googleがそれをやったら独禁法違反になるしなぁ。
難しいところですね広告ビジネスって。
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