和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

楽天のviber買収の是非

Pinterestやkoboの買収など、昨今の楽天はM&Aで耳目を集めることが多いですね。

2014-02-17 15:53:15
入力時間 / 12:18

Viberといえば日本では馴染みは無いですが、世界的にそこそこのシェアを持つVoIP&チャットアプリです。日本国内ではLine一強状態ですが、果たして楽天の思惑はいかがなものなんですかね。

いまこのタイミングでViberの買収はどうなのか。楽天が買収するサービスって先入観もあるかもしれませんが「その後、パッとしない」感があるのは私だけでしょうか。もちろん楽天が買収する企業やサービス自体が市場の2番手3番手くらいが多いのもそのせいだとは思いますが。

少なくとも日本国内においてLineの牙城を崩すことはViberでは敵わないでしょう。もっと言えばこの手のインスタントメッセンジャー系アプリの隆盛自体も一過性のものになる危険性も孕んでいるわけですから、個人的には今回の買収に関してそこそこのリスクがあると見ています。

SNSからWhatsappやLineなどのインスタントメッセンジャーに流れが移りつつあるのが現状ですが、私の予想ではまたSNSに戻るんじゃないかなとも思っています。インスタントメッセンジャーはコミュニケーションツールのひとつですが、それらはより包括的であるべきだし、もっと言えばキャリアやISPが管理すべきものだとも思うので。

ICQやSkype、MSN Messengerなど、かつてのメッセンジャーの多くが遭遇した共通の問題として「複数のサービス管理が面倒」というものがありました。それは舞台がPCからスマートフォンに移ったとしても変わらない問題であることは言うに及ばないでしょう。

ようは統合されたコミュニケーションツールが切望されるという未来は容易に予期されるわけです。となれば、最終的にはFacebookやTwitterがメッセージング用のスタンドアロンアプリをリリースして終息になるのではないかなと。Fbは使いづらいながらももう出してますしね。

twitterがVoIPやインスタントメッセンジャーライクなアプリを出せば、また市場はおおきく動くような気もしますが、どちらにせよ日本でViberは流行らないだろうなぁ。

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