和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

インターネットは神からの贈り物なのか

フランシスコ法王が「インターネットは神からの贈り物だ」と述べたそうですが。

2014-01-31 14:54:33
入力時間 / 09:54

神様片付けって私は嫌いだ。なんかこう、人智とか努力を軽んじている感じがしないか。だから同様に「奇跡」とか「生まれながらの感性(センス)」のような類の言葉も嫌いだ。その結果が幾重にも重なった偶然の産物だったとしても、それが起こることはある意味では必然であり、様々な労力や時間の結実だと私は思うので。

ということもあるので、私は神様も信じていないし、信仰心も当然無い。なんでもかんでも神様だなんだと言っていたら悲しくなっちゃうじゃないか。いや、まーもちろんフランシスコ法王がインターネット普及のために多くの情熱と労力を費やした人たちを軽視しているって話ではない。

でも、インターネットの成り立ちを知っている人からすると「ずいぶんと都合の良い神の御業だなぁ」と思うんじゃないだろうか。そんな都合の良い神様はいないし、そもそも神様は贈り物なんてくれないし。良いことも悪いことも、全部多くの人間や社会や動植物の時間の結晶だと私は思うが。

私も偶然に感謝することは多々あるが、その偶然さえも確率のひとつでしかないわけで。もしも感謝をするのであればそれは神様ではなく、その瞬間に誘ってくれたこの人たちや世界全体への感謝になるんじゃなかろうか。まぁそういう漠然とした概念を神様って言うのかもしれないけれどさ。

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P.1550

エレジー。さん
法王曰く、「インターネットは神からの贈り物」ですか・・・

人類の手柄を、勝手に神様の手柄に、すり替える。
宗教って嘘つきですね。そもそも神様なんて存在さえ疑わしいと、皆、分かっているはず。歴史や伝統を破壊しろとまでは言いませんが、これからの未来を作っていく根幹だとは全く思わないです。

憲法でも、宗教の自由は、思想の自由の1つに、格下げするべきでしょうね。
そもそも、「宗教を信じない自由」が存在しない事は著しい不平等だと思います。だからオウム真理教の強引な手法を、「宗教の自由の侵害だ!」と言われて、マスコミも止める事が出来ず、とうとう、悲惨な無差別テロ事件が起きてしまった。他の国でもカルトの事件は絶えません。「信じない自由の侵害」だとなれば、大きな大義名分が出来るので、止めやすい。

「無宗教も、宗教の1つ」は、宗教家の勝手な言い分に過ぎません。
「無宗教という神様を信じている」訳じゃありませんからね。
何かにすがって生きている人と、そうでない人の間の精神には、決定的な違いがあります。

インターネットですが、核攻撃から生き残るために、イスラエルが作ったシステムですよね。すなわち、どこかが壊されても、他からルートが確保できる通信です。幹と枝から、蜘蛛の巣へ。

つまり、戦争や国防の為のシステムな訳で、インターネットは、宗教とは一番縁遠い物だと自分は思います。
0と1の演算に、神様が関与する余地など無いです。
むしろ、神の存在を否定するのが、科学の使命だと自分は思ってます。
自分の理想を、自分の頭で考えるのが、自立した人間なのだと、自分は思います。

国民の7割が宗教を信じない国=日本。この事は誇って良いと思いますね。何だかんだ言っても、欧米諸国=キリスト教国家ですしね。だからこういう、しょーもない発言が、世界的に広まる。

しかし和田さんは、人柄が素晴らしいですね。宗教の側の人の事も、ちゃんと慮った文章になっています。だから批判でも、読んでいて嫌な感じがしない。独立してやって行くには「人間力」って大事な要素ですよね。

ボクだったら、こういう発言(インターネットは神が与えた)をされたら、食って掛かってしまうので(笑)。2014-04-29 18:44:22
和田
>エレジー。さま
インターネット普及以前と以後で無神論者の数が劇的に増えたなんて話もあるようですしね(笑)人智が及ばないようなことを神の御業にしたいキモチもわからなくはないですが、人智が及ばないような事も実は人智の積み重ねだったりしますからね!人間ってスゴいですよね!2014-05-03 04:04:31