7インチがなぜ微妙なのか
iPad mini発表されちゃいましたね。たぶん買わないけど。
2012-10-24 16:40:18
入力時間 / 18:41
iPad miniよりも新しいiPad(LTE版)とiMacの方がよほど衝撃的だった和田です。新しい「新しいiPad」出るの早くないすか・・・。半年で型落ちとかさー!ということで7インチがなぜ和田的に微妙かをしっかり解説しようと思います。
上記の図を見て下さい。横軸が携行性(機動性)で円の大きさが汎用性と考えて下さい。
7インチのアドバンテージは携行性のみ
まず7インチの機能面での優位性を考えた場合、10インチと比較すれば携行性のみです。「10インチよりも持ち運びしやすい」「手に馴染む」という1点のみ。しかしスマートフォンと比較した場合、携行性でスマートフォンよりも優れているわけではない。もっと言うならば10インチで我慢できないわけでもない。というのが「帯に短したすきに長し」と私が評価する理由です。ただ、用途・運用によってはスマートフォンよりも優れ、10インチよりも優れるとは思いますが、7インチがクリティカルヒットする層は上記図のように狭いと私は考えています。
どういう人に7インチは薦められるのか
「携行性を最も重要視している」という前提で「スマートフォンに満足できない」層でしょう。10インチを持つと重くて手がふるえる、動悸・めまいがするなどの人は10インチの半分程度の重量の7インチはアリかもしれません。あとは移動が多い人でしょうか。移動が多い人で、外出先で使いたい人にとってはたかが300gの違いと言えど、使用感は大きく変わるでしょうからね。
どういう人に7インチは薦められないか
多目的で使いたい人、作業や打ち合わせで使いたい人、コンテンツビューワとして使いたい人にはオススメできないかなと。若い人はそうでもないかもしれませんが、30代にもなると小さいものを見ると目と脳が疲れます。また、打ち合わせやプレゼンで7インチは使えないでしょうね小さすぎて。しかもRetinaじゃないしねぇ。
iPad miniの真のライバルはiPod touch
と、いうことでiPad miniのライバルはNexus 7でもKindle FireでもなくiPod touchでしょうね。同価格帯だし、用途範囲もそう遠くないエントリーモデルと言った感じ。しかし価格はAndroid勢、特に日本で本日発表されたKindle Fire(12,800円)とは到底闘えるレベルではないため、iPad miniがグッとくる層は都市圏に限定されるでしょうねぇ。
予想通りアスペクト比は4:3なんで縦長よりはブラウズしやすいと思いますが、それでもRetinaじゃないし、高いし、iPadと比較すればminiが勝てる部分は携行性とわずかなコストパフォーマンスのみ。7インチを評価する場合は使用者が携行性をどう捉えるかでしょうね。
TAG
P.1279
携帯性「高い」は良いけれど「低い」は難点。
更に右へ「更に低い」(ラップトップ)、「皆無」(デスクトップ)に繋がってしまう。
右は視認性とか操作性だと思う。
私は7インチ360gタブを持っているけれど見づらいし重いから持ち歩かないし滅多に使わない。
タブレット形状は都会の暇つぶし用でしょう。
田舎は車を運転するから操作する暇が無い。
数分の暇つぶしに7型以上のでかい端末を出すのは億劫。2012-10-24 22:31:41
すこしデフォルメした図ですね。すいません・・・。最初はラップトップやネットブックも入れようと思ったのですが、用途的に携行性で比較するのが難しい(置いて使う前提と持って使う前提)ため省きました。携行性には単純な持ち運び時の機動性の他に、例えばカメラとして使う場合などの要素も含めて~というイメージでした。
電車通勤時に電子書籍を読んだりメールを見たり、程度で考えれば7インチは全然アリなんですけどね。用途の幅はやはりあまり広くはないですよね7インチ。2012-11-04 03:29:20