橋下批判
大阪市長の橋下氏を批判する人ってさ。
2012-02-16 20:51:54
入力時間 / 16:25
批判したい気持ちはわかるけど現状を顧みない人が多いような気がするのよね。まぁ足を引っ張るのが仕事みたいな人たちも中には多いと思うのですが、橋下氏を支持する人たちの共通認識として以下のような考えがまずあると思うのよ。
現状は決して良い状態ではない
というある種の危機感のようなもの。批判する側は橋下氏や維新の会の政策・方針を批判するけど、この現状の「良い状態ではない」事をどうするって話はまず出てこない不思議。まるで「現状がとても良い状態」で、それを「変えることが悪である」ような雰囲気とでも申しましょうか。変えて来なかったから今があるのにねぇ。
決まらない民主主義への懐疑心
地方自治だけじゃなく国政も長きにわたって停滞というか民主党に変わってからは驚くべきスピードで衰退しているような気もしますが、民主主義って決まらないんですよね。頭がお花畑な人たちは「すべての国民が納得するように」なんて言いますが、十人十色という言葉の通りすべての人が納得できる政治なんてこの世に存在するはずがない。
橋下氏も維新の会もその事をよく知ってらっしゃるようで、政策にプライオリティをつけて実行力を重視しているのが巷から「独裁」と揶揄される要因なんでしょう。決まらないで税金をただ浪費する政治家より、物事をどんどん決めていってくれる政治家の方が私はありがたいと思うんだけどなぁ。
代案無き無責任な批判
まぁ批判したい人はただ批判したいだけで、代案を持ってるわけじゃないんですよね。全くもって中身が無い。「●●するために○○しようと考えている」ということに対して「それは駄目だ!」と言うばかりで「●●するために」どうすれば良いかという点には全く触れない。まぁこういう考えが政治の停滞を生んでるんでしょうけど。
「じゃあどうすればいいの?」「いまのままでいいの?」って話になりますよねぇ普通。
でも「今のままで良い」とは思ってないんですよね。なんだろうこの矛盾。あ~モーニング娘。の「大嫌い!大嫌い!大嫌い!大好き!」を思い出した。つまりは「反対!反対!反対!賛成!」ってことなのかな。まぁなんにせよ邪魔臭いことこの上ないな。
別に橋下さんじゃなくてもいい
ってことだと思うんですよ。ただ現状に対して肯定できない時期が続いていて、それに対しての閉塞感を打破する期待値を持っているのがたまたま橋下市長だったってだけでね。それが率直な国民感情だと思うんですけど、政治家ってそういうこともわからないのかなぁ。
橋下氏や維新の会がなんで支持されてるのかって批判する前に考えるべきですよねぇ。
以前、反対と反証にも書きましたが、もうちっとマシな議論をしてもらいたいもんですよね。
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