無意識を意識する
昨夜、突然の頭痛に襲われたんです。偏頭痛持ちはツライですね。
2012-02-13 16:59:36
入力時間 / 09:13
虚弱体質が服を着てるような和田です。もちろん偏頭痛持ちですのでEVEは心の友です。昨夜もいつものように突然の頭痛に見舞われ、痛みに苛まれるだけなのも癪なので痛みを捉えてみようと試みました。
まず、痛みの発生源を特定しよう。と、目を閉じ深呼吸をして「どこから痛みが発生しているのか」を探る事に。感覚的にはどうやら後頭部のあたりがモヤッとする感じ。でも具体的にどこからその「痛み」が発生してるのかわからない。
そこでふと疑問に思ったのが「痛み」って何だろうということ。いつも意識することなく「痛み」を感受し表現しているが、そもそも「痛い」ってどういう感覚なのか実のところ私はよく理解していないようだ。
試しに手の甲を思いきりツネッてみた。「痛い」と確かに私の脳は感じている。でも目を閉じて手の甲に意識を集中すると不思議な事に「痛くない」のだ。痛くないというと語弊があるかもしれないが、いつも無意識下で感じる「痛さ」と、その「信号」のようなものは別物のように感じられた。
そうですよね。痛みって手が感じてるんじゃなく、手の甲に刺激が与えられた事を脳に報告する警告・信号なんですよね。なので実際のところ私の解釈していた「痛み」というものは存在しないわけです。なんか不思議な感じがする。
ということで今度は頭の痛みを探ってみたが、そうこうしているうちに痛みはすっかり引いていた。
日常生活で体験する多くの感覚は無意識下で受け止めることが多いと思う。しかし、それを意識すると今までとは違った側面が見えてくる。意識しないものを意識すると世界はちょっと違って見えるのかもしれない。どんな些細なことでも、嫌なことでも、意識して理解しようとする事って大切だなとおもた。
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