和田憲幸のブログ

愛国心とは自国を愛する気持ち。では自国を愛する気持ちってナニ？とふと疑問に思った。自分が生まれた土地、文化を愛する気持ちって、捉え方によっては盲目的なんじゃないかなって。

もちろん「自国を愛する」というのは「他国との比較」があってはじめて成立するわけだが、そもそも比較できるほど他国の事を知っている人がどれだけいるだろうか。「ただ偶然、その国に生まれたが故に愛している」ということは無いんだろうか。

愛国心といえばアメリカってイメージですが、愛国心の暴走の末が他国の文化を否定・蹂躙することであれば愛国心って人間社会にとって本当に必要なものなんだろうか。と疑問に思ったりします。

住めば都、朱に交われば赤くなる、なんて言葉がありますが巷の愛国心って本当はその程度のものだったりしてね。だとすればそれは大きな勘違いであり、文化として悲しい側面でもあると言える。

自国を愛する事が他国の文化を否定ないし軽んじる事に繋がるのであれば愛国心なんて百害あって一利なしですよね。それはまさに中国や韓国のように。いまは「愛国心」という言葉が政治利用されるケースのほうが多いと思いますが、自分を育んでくれた土地・文化を尊ぶ心が本当の愛国心なんじゃないかなと私は思うんですけどね。