和田憲幸のブログ

あれは小学生の頃でした。聖闘士星矢に出てくる乙女座（バルゴ）のシャカが「視覚を自ら絶つ事によって第七感（セブンセンシズ）を高めている」というのを見たことがキッカケとかそうじゃないとか。いきなり脱線。

私はこの車田正美理論があながち間違ってはいないんじゃないかなと今でも思っている。人間の感覚は大別して五感。平時において五感に集中が分散しているわけだから、そのいづれかを絶つ事によって別な部分に処理能力を割けるんじゃないかってね。

「作業と集中」というのは仕事をする上での命題と言っても過言ではない。集中できれば、集中することができれば作業は驚くほど効率的になるが、集中できなかった場合はびっくりするくらい作業が進まない。誰でもそんな経験あるんじゃないでしょうか。

ということで私はかれこれWeb業界に入って10年、作業中はずっとヘッドフォンかイヤフォンを付けて作業している。これは音楽を聴くことが主目的ではない。外界との接続を擬似的に断絶することが目的と言える。会社によっては「勤務中にヘッドフォン付けるとはけしからん！」みたいな会社もありましたがね。

仕事をしていて何が鬱陶しいって電話や会話でインタラプトされることだ。作業をやってる時は作業をやり続けたい！これは高速道路と信号待ちのある一般道くらいの差があるんだってばよ！！でも年配の人はそういうことあまりわかってくれないんだよなぁ。別に「音楽を聴いてゴキゲンに作業したい」って事じゃないんですよ。

可能なかぎりひとつのことだけ考えられたら、作業効率はそれなりに向上する。それは間違いのない事だと私は今でも思っている。そう。バルゴのシャカのようにね。パソコンだって同じじゃない。複数の処理を並行すりゃ遅くなる。ひとつの処理に集中すりゃ早くなる。当たり前の事だけど、企業の中でその当たり前を実践する場合、思いのほかいろんな障害がある場合もあるんですよね。

ということで私は勤務中にヘッドフォンやイヤフォンで音楽を聴くことを奨励したい！
もし部下や社員がヘッドフォンやイヤフォンを装着して作業をしていたなら寛容な心で見守って頂きたい。