和田憲幸のブログ

例えば私が大好きなカレーを嫌いな人が居たとして、私はその人を嫌いになるか。といえば答えはNoです。食事の好き嫌い自体がその人間性を必ずしも示すものでは無いと私は知っているから。まぁ先日の宗教の話しなんですけどね。

誰かが信じたり好意を抱く何かを嫌うことや否定すること自体がその誰かを嫌ったり否定する要因にはならないという事だと思うんですよ。説明がややこしいな。宗教でも、喫煙でも、人種でも、なんでもそうだけど、ひとつの要素を見ただけで人間ってその全容を判断する事はできないと思うんですよね。

物凄い嫌煙家の人になると「タバコ吸ってるだけでアリエナイ」みたいな人もいると思うんですけど、タバコを吸う事自体がその人の人間性すべてを体現してるわけじゃないじゃないですか。もちろん判断材料の一部として利用する分には良いと思いますが。

でも実際世の中には人の一部分のみでその人間を判断（時にはその判断が正しい場合もあるけれど）する事が往々にしてあるわけです。そういう短絡的な思考が差別を生んだりあらぬ無用な価値観の対立を世に流布することになると私は思うわけですよ。

私が思うに、そういう短絡的な思考をする人間の多くは「○○だったら××」という理に適わない方程式のような固定概念や既成観念が原因だと思うんですね。自分の尺度に無理やり合わせ用とするというか。あ、もちろん私はそれが顕著ですけど。

まぁ人それぞれ考え方がまったく異なるという前提を持つか持たないかで人への接し方って変わりますよね。
他人の思考は違って当たり前。同じ思考を持ってる人なんてこの世にいやしませんからね。