和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

時間

それは非可逆的であり決して手を加えることのできないもの。

2008-12-18 12:25:30
入力時間 / 12:50

以前より海外ではTwitterやSNSに掛ける時間が多すぎて、多くの経済的損失を招いているという話題がありました。それはおそらく日本でも同じことで。常日頃から思っていますが私自身を含めて時間の扱いが凡人はぞんざいですよね。決して過去には戻れないのに今を大切にしない。そして自分の命が潰える間際にその大切さに気づいたり。

1ヶ月弱で私がこのブログに費やした時間

構築を含まず、このブログに費やした時間はこの前の記事までで88回の投稿。そして投稿に掛かった時間は14時間。半日とちょっと。1ヶ月のうちの半日とちょっとをこのブログに費やしているわけです。執筆時間が計測できるブログって無いですよね。なんでだろ。その時間の浪費に気づいちゃうからかな。平均すると1回の投稿に10分とか掛けてるわけです。無駄と言えば無駄。少なくとも必須ではない。もちろんいろいろと目的があってやってるわけだから無駄なわけじゃないんだけど。

ネットビジネスの大半は時間の無駄

SNSをはじめ多くのネットビジネスが失速している一番の原因はやっぱり時間の無駄だから?自分でブログを書いていてアレですけど、あまり他人のブログを読みたいとは思わない人間なので、特に「今日はこんな事があって~」というブログを読む気には決してなれない。読むならためになるブログでしょう。ネットビジネスの多くはバズであり、一過性のものがやはり多い。それは時間を浪費するという致命的な欠陥があるからだ。2ちゃんねるにしろ何にしろ人が群がって賑わっているとしても、そこで得られるものは微小。ニコ動も「時間浪費」という側面を拭えずにいるため黒字化に時間が掛かっているのだろう。

その点、youtubeやGoogleはやっぱりうまい。検索すること、動画をみること、とスキルの向上やビジネスへの転用といった有益な情報への転換ができているから。時間を掛け捨てしないで、その時間に見合った対価を得ることができるから。wikipediaも同じですよね。

どんなビジネスでもやはり「時間の掛け捨て」は避けるべきであり、消費者もそれに気づくものである。ITだインターネットだと言われ始めてはや10年。「時間」を作るソフトウェアというのはごくごく限られている。人件費削減が叫ばれる昨今、注目すべきはやはり「時間を生産」するアプリケーションだろう。1日掛かる作業を半日で、1時間掛かる処理を30分で。ITで情報が便利になる反面、その膨大な情報のオペレーションに掛かる時間がどんどん肥大しているわけですから、そろそろ方向を見直して、肥大した情報をスマートにピックアップできたり、シームレスに連携できるようなアプリケーションが今の世には求められている気がする。

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