和田憲幸のブログ

Google Chromeの自動アップデートは便利ですね。IEみたいにレガシーになることもないし。でも時折イラッとするUI変更などもありますよね。今回のアップデートのアドレスバー仕様変更もそれだったんですが。

新しいバージョンのChrome（デベロッパプレビューのみ？）ではアドレスバーが「origin chip」というUIに変更され、表示しているURLのドメインのみが表示されるという仕様になっています。んで、URLの詳細を見たい場合はその「origin chip」をクリックしないとすべてのURLが見えないという。

もちろん一般の消費者にとって「URLの全容」なんてどーでもいい話であることは間違いのない事。でも私のようにWeb開発に携わっている者として「ドメインだけ表示されましても・・・」という感は拭えない。やっぱりURL全部知りたいですよね。

ただ、今回の仕様変更を受けて思うのは将来的にURL自体が陳腐化するのかなとも。パーマリンクのようにURLが意味を持つ時代が終わって、あくまでドメイン単位でWebサイトが振る舞うようになるのかなって。アプリの各画面にURLが付いていないように、Webサイトもドメイン単位のアプリのような存在になるのかなって。

私は自分が今見ているURLを知りたいが、そう思う人は全体のごくごく僅かな人たちのみだろう。
Webの在り方の変遷は激しいですね。いろいろ考え方を柔軟にしなきゃなー。

※ちなみに「origin chip」は「chrome://flags」で有効にしたり無効にしたりできます。