和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

お金とエナジー

今の私には活力やモチベーションといった類いのものがありません。

2009-08-04 22:18:31
入力時間 / 16:16

無職生活もあと少しで1年。こうして振り返ってみると早いものだなと感じます。今の私には多くのお金を求める理由がありません。しかしそれは私にとってちょっとした問題でもあるようです。

お金、金銭に対して価値を見いだせないということは生きることに怠慢であり怠惰な生活を送っている事に近いかもしれません。事実、今私は多くの富を得ようとは思わない上で、必要に求められる以上の事を成したいと考える事はなくなりました。富を希求しないということはそういう事です。

私に家庭があったり、子供がいればもっと別なエネルギーを得る事ができたかもしれません。家族のため、子供のために頑張ろうというエネルギーを得る事ができたかもしれません。しかし今の私にとってそれは疎むべきものであり、決してその道を自ら進んで選ぼうとは到底思えないのです。

この世界がお金という共通の価値によって構築されている事に疑いの余地はありませんが、私一人の人間が生きていくに足る金銭を得る事はさほど難しい事ではありません。また、少しばかりの贅沢をするお金を得る事すらこの日本においては難しい話ではありません。それは日本がとても恵まれた国だからでしょう。

私は身の丈以上の行いをしたいとは思いませんし、また交友関係がある人間でもないため、私自身が生きる上で発生する費用は限りなく微少です。だから現在は無理してせっせと働く必要もない状態を築き上げる事ができました。でもそれは活力・モチベーションの低下という問題を孕んでいたようです(もっとも、それは私自身の精神が未熟で不安定なせいであって、すべての人間が同様であるわけではありませんが)。

お金を求める事、富を欲する事は人間にとってシンプルでわかりやすいモチベーションの根源なのかもしれません。しかしながら、富を貪欲に欲する様は昔から私の蔑むべき対象でした。しかしお金を求める事、渇望する事はけしてネガティブな事では無いのだなと。無論、それ自体に傾倒することは論外ですが、お金を得ようとする事自体は現代社会において、人を活かすことにおいて大切な要素なんだなとやる気ゼロ状態の私は思うのでした。

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haruさん
和田様はじめまして。私もフリーの同業者です。初めての書き込みですが、一年以上前にこちらのサイトを見つけてからちょくちょく覗かせていただいています。すばらしいメールフォームやテクニックもありがとうございます。私はプログラムが出来ませんので本当に助かります。

また、ブログの記事なども楽しく読ませていただいてますし、同業者ならではの苦悩を「うまいこと書いてくれるなー」と感心したりもして、私にとってはとても参考になったり、妙に「ホームページって楽しいな」などあらためて思わせてくれるサイトです。人間が違いますので、全て同じではありませんが、納得できることが多く、いろいろな意味で、この一年ちょっとの間和田さんに影響を受けたと思っています。

さて、前置きが長くなりましたが、表題の件難しいですね。
私もこのところ、とてもテンションが落ちてます。少し燃え尽きているのかもしれませんし、不満なのかもしれません。

例えば、「早く公開したい」という要望を満たすために、土日も関係なく頑張ってしまいます。で、校正をお願いするわけですが、それが帰ってくるまで2、3週間放置はあたりまえ、そして「ここを変えてくれ」とか「訂正」がやっと来ます。当然それもマッハで対応します。そして、その確認にまた1週間。。。2週間。。。
今もメールフォームの送り先アドレスひとつ設定してもらうのに3週間くらい経過してます。(代理店が間に入っているためコントロールパネルに入れないためです)

こんなパターンを繰り返しているうちにテンションが落ちてしまうんですね。3分で出来ることを何週間もやらない人が実に多い気がします。ようは、自分が精一杯やってしまうことに疲れてます。

話がずれているかもしれませんが、そういう感じでも、やっぱりWEBの仕事をしてお客さんが喜んでくれて、このツールを活用して業績を伸ばしてくれたら嬉しいな、と思っています。
「頑張って仕事をして、喜んでもらえて、ためになる」この感じがうまく流れると、私なんかは結構やる気があがります。当然、必要以上はいりませんが、適切と思える対価は欲しいです。自分の人生の時間をものすごく投入しますので。

和田さんと違っているかもしれませんが、「単にお金を稼ぐ」という目的では満足感と次へのエネルギーを得るのは難しい気がしますがどうでしょうか?逆に精一杯頑張って対価ゼロというのもやりきれないわけですから、やはっぱりバランスが取れていれば頑張ることもお金をもらうことも自然に受け入れられると私は思います。

自分でも漠然としていてうまく表現できなくてごめんなさいね。何となく和田さんの気晴らしの一つにでもなれば・・・と思い書いてみました。

ち・な・みに仕事でストレスがたまると「せんずりでもかかないとやってられない」と思うのは私だけでしょうか?
ささやかな抵抗がオナニーというのも変な話ですけど(笑)。

人生まだ先がありますのでお互い気長にやっていきましょう。では、失礼します。2009-08-07 03:15:28
和田
>haruさま
いや~私はいま無職なのでそんなに悩ましい事は無いんですけど、前職の時は校正・確認待ちはよくありましたね(笑)客が急ぐって言ってるから早く対応したのにぃ!なんてことやっぱりありましたよ…。でもクライアントの気持ちもわかるんですよね。Webが本業ってわけじゃないという理屈もわからなくは無い。がしかし!情熱を持たずにサイトを立ち上げたところで効果は見えてるんですけどね。だから私はWebのありかたはインハウスか完全委託かどちらかが理想だと思いますね。外注制作は多面的に見てロスが多すぎるので。やっぱりオナニーはクリエイターにとって大切ですよねっ!創作なんてその大半は自己満足の産物なわけですしね!2009-08-07 04:24:09
haruさん
和田様、こんばんは。
Webが本業ってわけじゃないといえば、そうですね。それにサイトを立ち上げることは業務も一つ増えるわけですから負担はありますよね。なので、かなりの情熱が必要とも思います。
・・・そう考えると極論は「Webのありかたはインハウスか完全委託かどちらかが理想」というのは一つの答えですね。ただ、金銭的に人を雇えないところも多いため、私がやった仕事でまずは人を雇えるくらいにでもなってくれれば・・・なんて思ったりもします。
創作なんてその大半は自己満足の産物・・・これも否定は出来ません。でも、自分が満足できないもの、良いと思えないものを納品するのもイマイチ気が引けますので、自分が満足したものをお客さんが気に入ってくれたらよいかな、と解釈してます。

それにしても、次のタイトル「余白とゆとり」というのは千里眼みたいな内容ですね。まいりました。まさしく、自分にゆとりがない、と思う今日この頃です。
記事を読んだ後、思わず制作中のサイトの余白を4ピクセルづつ広げてしまいました(笑)。
余白を思い切って取るのは結構勇気が要ります。思い切って仕事から離れて休みにしてしまうのも結構勇気が要ります。
とても意味のある内容ですね。参考になりました!2009-08-08 01:54:47
和田
>haruさま
自分が満足したものが社会に受け入れられるというのは理想ですよね!きっと多くの芸術家やクリエイターがそれを切に願っているのではないでしょうか。私も切に願っております(笑)余裕とだらしなさの境界線が非常にシビアであるのと同様、余白と無駄なスペースの境界線もかなり微妙ですよね(笑2009-08-11 06:02:53