寿命の遣い方
今から100年ちょっと前、日本人の平均余命は40歳ちょっとだったんですね。
2015-02-23 05:33:34
入力時間 / 20:56
こちらの生命表を御覧ください。今から100余年前の1891年の0歳の平均余命は男性で42.8歳、女性で44.3歳と今の半分くらいだったんですねぇ。私は1979年生れなので73.46歳が寿命の目安ということになります。実に1891年の人と比べると1.7倍も長生きできる時代に私は生まれたようです。
その推移は上記の生命表をご参照いただくとして。私は思うんです、現代人は「寿命の遣い方がヘッタクソになったんじゃないか」と。安土桃山時代(1573–1603)に織田信長が謳った敦盛でも「人間五十年」と言っているように、その頃から50年程度の寿命が目安だったのでしょう。そんな寿命が急激に伸びれば遣い方を違うのも無理からぬ事なのかもしれません。
人間の寿命は50年くらいが丁度いい説
を唱える者です私は。私の父も敦盛が好きだったので「50まで生きたら万々歳」「50以降はオマケみたいなもの」とよく宣ってました。そんな父の考え方に感化されているのか、または共感しているのかはわかりませんが、私も50歳まで生きられたらOK程度に考えています。
50歳まで、と考えるとすごく楽
50歳まで生きられれば、と考えると人生観がガラッと変わります。まず老後を悲観しなくていい!ほぼ現役のまま死ねるならそんな幸福なことありません。50歳と言うと私の場合であと14年。73歳までと考えると37年・・・。あと37年も、と考えるとげんなりしますが、あと14年と考えると身が引き締まる不思議。
急激に伸びた寿命に人生観が追い付いていない
ようは何が言いたいかっつーと、急激に寿命が伸びたため人生観の再定義が追いついていないんじゃないかなと私は思います。100年前まで40前後で死んでたものが、80前後まで生きられるようになれば戸惑うのも無理からぬ事。「あと14年しかない」と考えるか「あと37年もある」と考えるかで人生への熱も変わってきますしね。
人は生きるために生きているわけじゃないと私は思うんです。長く生きたらOKってわけじゃない。この世に生を受けた上でそれをどう遣うかが大切なのであって、生きることそのものはどうでもいいことだと思うんですよ。人生何があるかわからないし、明日死ぬかもしれないけれど、80年生きると思って生きるのと、50年生きると思って生きるのでは、人生の密度って変わってくると思うんだな。
ってことであと14年しか無いと改めて考えるともっと頑張らないとなぁと感じずにはいられませんね。
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