和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

マスメディアが大嫌いだ

テレビも新聞も雑誌も大嫌い。今にはじまったことじゃないけれど、マスメディアにモラルなんてものは無い。

2014-12-20 06:13:47
入力時間 / 14:19

見るだけで吐き気を催すくらい不快だ。持ち上げてみたり、突き落としてみたり、事実を歪曲させてみたり。情報を扱う仕事をしているからなのか、そういった行為には本当に反吐が出る。報道の背景にはひとりひとりの人生があって、その人生は自分自身の人生と同様に唯一無二の尊いものである。

にも関わらず、報道することの影響や変化を考えることもなく、おもしろおかしく情報を脚色して商売にするその性根は腐っていると言うほかない。おもしろおかしく報道され、ネタにされ、持ち上げられ、突き落とされ。その背景にいるのは私と変わらない紛れも無い人間であり人生なのに。

もちろんその限りではなく、多くの有用な情報・価値ある情報をそのまま伝える番組や紙面も数多くあるだろう。しかし、タクシーと同じでクソみたいなメディアがそれら全てを台無しにして余りあるほど心象を害している。慈善事業じゃないのはわかる。視聴率も販売部数も、広告主様だって大事なのはわかる。でも、だからといって人ひとりの人生を振り回していい道理にはならない。

これらのクソみたいなメディアが淘汰されるためには、ひとりひとりのリテラシーを高める事が不可欠だが、私が在命中にそれが叶うことはないだろう。私に出来るささやかな抵抗と言えば、それらメディアを見ないこと・買わないことと、ブログで愚痴を書くくらいのものだ。小さいなぁ・・・。

311の際にビートたけしさんが「2万人が死んだ一つの事件ではなく、1人が死んだ事件が2万件あった」と仰ったそうだが、報道に関しても同じことが言えるのではないか。面白おかしく書き立てられ、取り上げられる人物たちの背景には私と同様にひとりひとりの重く・長い人生の蓄積があるのだ。それは決して軽んじられるものではない。

インターネットも同じだけど、テレビの向こう側も、紙面の向こう側も、現実世界の延長である事を知らなくてはならない。現実に存在し、一生懸命生きている人がいることを知らなくてはならない。

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