和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

覚悟が無いなら

何かと話題の多い大阪で今夏、節電通報窓口なる物騒なものができるそうですね。

2012-05-16 18:15:03
入力時間 / 13:05

スゴイですよね。マジか~といった感じ。通報て。しかし、もし「原発の要らない日本」を”早急”に構築する必要があるならば、これくらいヤラないと駄目なんでしょうねやっぱり。人間の危機感や緊張感はそう長く維持できるものでないから。互いが互いに目を配りあうことで緊張感を持続する必要があるのかも。

電気料金値上げに関してもそう。電気って当たり前に存在してるけど、一応民間企業が担ってる産業のひとつですからね。その企業が値上げするって言うのなら抗いようが無い。社会ってそういうシステムで動いてるわけだから。電話を使ったら電話料金を請求されるのと同様に、電気を使えば電気料金を支払う。そしてその提供者が価格を上げるというのなら仕方のない事だ。嫌なら電気を使わない方法を自身が探すべきだしね。

私にはどうしてもいわゆる「東電叩き」が腑に落ちない。もちろん落ち度はスゴイあるけど、そういうシステムの上で社会が構築されているのに、そのシステムそのものを否定するように「東電が悪い」「消費者は一方的な被害者だ」という考え方にはどうしても賛同できないのだ。サービスに対して対価を払うのは消費者の義務だし、サービスの価値が変わったのならそれを受け入れざるを得ないのもまた消費者の義務だろう。そして「原発根絶」を宣言した首相を選出した政党を選んだのも国民だし、それによって電気代が上がるのは必然ではないのか。裏側で何かがあったとしてもだ。

ヒステリックに東電を叩くくらいなら、日本国外への移住を検討するなり、北海道で電気を使わない自給自足の生活を検討するなり選択肢はいくらでもあるだろう。そういう覚悟もないくせにヒステリックに喚く様は私にはひどく滑稽に映る。往々にしてそういった輩は自分の足下しか見ていないものだ。

何かを求めるならば、それに見合った対価を差し出すべきじゃないか。
それが社会の仕組みというもんだろう。

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うぽさん
うぽは和田さんの意見に概ね賛成です。(古
価格はその商品の提供者が決めるものだと思っているし、その価格が自分にとっての商品価値より高いと思えば使わなければ(買わなければ)いいとiTunes Storeのレビュー見ながら常々考えてました。
ただ、東電の値上げの件も増税の件も同じだけど、極力上げずにすむ努力はして欲しいと思うのです。
価格競争があるサービスなら自然と企業が価格を抑える努力をするでしょうが、このケースはそうではないし。
音楽や、ソフトウェアのように生活に必須でないものではいいですが、電力は密接に関係があります。
東電は賞与をカットということなので、そういう努力が見られれば利用する側としても納得できると思います。2012-05-17 01:48:01
和田
>うぽさま
「価格を上げずに済む努力をしてほしい。」というのは消費者のワガママではないですか。同じように企業も「利益を上げて社員・株主の期待に応えたい。会社を存続させたい。」と思っていると思うので。もちろん、企業努力してほしいというのが理想ですけどね。市場競争が働いていないのはそれこそ政治の話なので、市場の在り方自体を問うべきだと思います。311以後、電力自由化関連の法改正なんかも叫ばれてますしね。必ずしも電力自由化が良いこと尽くしだとは思いませんが(特に日本では)。「電力は生活と密接に関係がある」のは確かですが、そこに今まで目をしっかりと向け無かった政治家、そしてその政治家を生み出した国民全員の業とも言えるんじゃないでしょうか。
停電が珍しくない諸外国と違って311の前まで安定した電力の供給を受けていたはずなんですけどね日本国民は。
と、マジなレスをしてみました。2012-05-18 03:10:35
Eitokiさん
経営者的な発想の意見だなあと思います。

確かに今日本人は、不景気を理由(言い訳)に「対価をなるべく払わないぞ!」という発想をする人が増えているような氣がしますが、本来しっかりした、あなたに幸せをもたらすようなサービスはそれなりの対価を支払わないと得られないのが当たり前。
そういう発想が無い人が多すぎる。

例えば自社のWebを作る際に、なるべく安く仕事をこなしてくれる業者のみを捜そうとする。
それは当たり前と感じるかもしれませんが、結構危険な方向だと感じています。

安く(しかも品質高く)提供する側はかなりムリをしているケースが大多数でしょう。
でも、その方は自分を安く売ってしまうことで、しかも良い仕事をすればするほど、市場価値を下げてしまうことにもなりかねないですよねえ。

本来、
それなりの対価を払わないと事業者も本当の意味で幸せにはなりませんから、日本も良くなりませんからね。

ただし、一般社会において、便乗値上げ的なものを頻発している印象もあります。

まあ、不満ありながらも、大多数が「その価格」を受け入れざる負えない仕組みを構築するって言うのが「ビジネス」なのかもしれませんが。。。

要は、サービスを受ける側も、提供する側も、自分のことしか考えられない人が増えているんだと思います。

何となく感じたことでした。2012-05-19 09:50:57
和田
>Eitokiさま
企業に依存するというか甘えるという風潮が強くなってるのかなぁと思います。自給自足とはいかないまでも、自分の足で立って生きよう!って気概が無いと申しましょうか。与えられるばかりで、自分自身が思考を巡らせる事なく受け入れて、問題が起きたらなんでも国の責任、企業の責任。「昔は」なんて言うとオッサン臭いですけどもっと不便でしたが、今ほど国や企業に責任を押し付けるような国では無かったような気がします。気がするだけかもしれませんが。2012-05-19 12:05:22