老害バイタリティ
権力をはなさず行使する老人を老害なんて揶揄しますが。
2011-11-13 08:34:27
入力時間 / 09:10
私はある意味で老害ってスゲェと思います。いままさにナベツネこと渡邉恒雄がニュースを騒がせていますが。
私が80歳まで生きることができたとして、果たしてあそこまでバイタリティ(活力)を保つことができるかと問われたならば、迷うこと無くNoと断じることができる。年齢を重ねてあれだけの活力を維持できるってスゴい事だと思いませんか。
老害化する背景
老害と化す背景は私にはなんとなくわからいでもない気がする。ようは「近頃の若いものは」の延長線上にあるのが老害化なんじゃないのかなと私は思うのだ。ようは次世代に信頼をおけなかったり、任せることが不安な故についでしゃばる。それが老害と呼ばれるに至る背景なんじゃないかなと思う。それはちょっと悲しいことですよね。
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」や「老いては子に従え」なんて言葉があるように、本来であれば次の世代へバトンを渡したいと考えるのが人間であり生命の根源だと思うんです。スティーブ・ジョブズも「古き者を一掃する死とは最大の発明」なんて言ってましたよね。
その古き者が次の世代にバトンを渡せないという現状は、ひょっとしたら老害と揶揄される者のみに原因があるのではなく、バトンを受け取る側にも問題があるのかもしれませんよね。私はなんとなくその気持ちはわからなくはないな。
でも例えそれがうまくいかなくても、やっぱりバトンは渡さなきゃいけないんですよね本来は。バトンを次代に渡した結果、それが失敗に終わったとしても、その失敗自体が次の世代にとっての教訓になり経験になるのだから。
ある種の使命感のようなものがきっと老害のバイタリティなんでしょうね。
まぁでも引き際ってほんと肝心ですよね。といまの日本を見るといろいろと考えさせられます。
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