技術ありき(1)技術と経営
私は技術がこの世でもっとも尊いものだと思ってるんよ。
2011-09-28 08:14:19
入力時間 / 20:30
技術という言葉が好き。そんな無職和田です。今回はそんな私の大好きな技術についてのお話を何回かに分けて書き記したいと目論んでいます。第一弾は技術と経営について。
技術と言うとまっさきにみなさんが思いつく企業はきっと本田技研だと思います。世界のHONDAですね。そんなHONDAの創設者のひとり本田宗一郎氏はみなさん大好きですよね。そして本田宗一郎を支えた藤沢武夫氏の信念のひとつが「社長は技術畑出身であるべき」というものでした。今もHONDAはその意志を受け継いでいるんですよね。
社長は技術畑出身であるべき
私もこの意見は非常に正しいと考えています。そうあるべきだ!と思います。
こう考えるにあたっては「企業」や「経営」がどうあるべき。という話と密接に関係してくるため、この一事のみを語るのはちょっと難しいのではありますが、企業とは何かしらの「資産(無形・有形問わず)」を他者へ提供する事を生業とする組織であるという前提の話になります。
技術や知識とは当然その企業・組織のもつ有用な無形資産です。技術屋とはその無形資産を提供することで利益を得るわけですよね。よってその企業を経営する立場の者は最低限、自社の持っている資産がどういうものであるのか、他社と比べてどういうアドバンテージがあるのか。を熟知している必要があると私は思うんです。
ようは営業戦略と技術、どちらのプライオリティが高いかというと当然「技術ありき」になると思うんですよ。販売したいから技術を生むのではなく、技術があって販売するものを生む。という順序の問題なのですが。ようは技術と営業どちらを重きを置くかって事だと思うのです。説明がとてもわかりづらくてすいません。
なので、そのことのシンボルという意味合いとしても「社長は技術畑出身であるべき」という姿勢が私は大切なんだと思います。営業的な数字ありきではなく、あくまでも自社の技術力ありき。という姿勢として。
まぁ不景気のこの世の中で隆盛している企業に目を向けていただければわかる通り、多くの元気な企業は研究開発に力を入れている企業が多いですよね。本田技研工業はまさにそんな技術に重きを置く企業のお手本のような存在だと私は思います。HONDAってステキですよね。
かつてはSONYも技術先行型の企業だったんですが、いまはすっかりマーケティング先行型の企業になってしまいました。私はSONYの低迷がそういう点に問題があるように感じるんですよね。売上だ利益だって事を考える前に、もっともっと貪欲に技術を求めていかないと駄目だと思うんですよ。
以上のことから私は経営とは技術ありきであるべきだと思っています。
もちろん正しい間違っているって事ではないですけどね。
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