和田憲幸のブログ

でも意味があるんですよ。否定するなりの意味が。それは「情報が常に正しいとは限らない」という私の持論に基づく明快な対策でして。という話でして。

自分の耳に心地良い意見は往々にしてすんなりと聞き入れがち。人間てそんなもんですよね。でも自分の耳に心地よい意見や、自分が尊敬する人間の言ってることが常に正しいなんて保証はどこにも無いわけで。なので私はまず反証を試みるのです。

つまりはまず否定から入る。まず否定してみてその論理が破綻しなければそれは正しいとは言えないという結論に達する。猜疑心の塊である私らしいメソッドです。本当に生まれてきてすいません。逆にどうがんばっても否定しきれない場合は、間違いとは言い切れないという事になる。

ようは鵜呑みにしないということ。情報をすんなりと自分の領域に入れないゾ！ということ。他人からみれば不快な人間だってことは百も承知だが、自分が情報に流されないために、可能なかぎり真実を知るために私のたどり着いた防衛手段なんですね。

もちろん根はとっても素直な私ですから自分が間違ってたらちゃんと認めるように心がけてはいます。無駄な意地を張ることで真実を失ってしまっては元も子もありませんからね。

疑うことが善とは言えないかもしれませんが、それでも今の社会で疑うことは大切だと私は思うんです。疑念や疑問を持たなければ到底真実には辿りつけないのだから。信じることは美徳とされがち。以前も書いたけど信じることはある意味では無責任で怠慢とも言えるんじゃないだろうか。

自分が得た情報が真実か否か。
そういうフィルタリングをかけるためにも否定や反証は必要不可欠だと私は思うダスよ。