和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

効果が無いホームページ

私も制作業をやっていたのでわかりますがホームページの効果とは。

2009-01-08 08:12:58
入力時間 / 17:41

「ホームページ作ったけど効果がでない」なんて話をよく耳にする和田憲幸です。未だに「ホームページを作ればウハウハ」と考える人が少なくないのが驚きですが、そもそもホームページの効果って何?

明確な目的を立てよう

そう。目的が無ければ効果もへったくれもないわけです。まずは目的ありき。例えば単純に「アクセス数を増やす」というのは目的ではありませんよね?それは目的を達成するためのプロセスの話であって、目的にはなり得ません。あ、厳密に言えばアクセス数を増やすという目的は成り立つのですが、それはまた別の話で。

大きく分けて3種類のホームページ

ホームページには大きく分けて3種類のホームページがあります。ひとつめはいわゆる名刺型サイトという「会社案内パンフレットとしてのホームページ」。ふたつめは営業マンの代わりとして「仕事を請け負うための営業型ホームページ」。みっつめはホームページ上で直接収益を得る「ECサイト」というやつですね。まぁもっとたくさんありますが小さい企業が作るのはそういう部類のプロモーションサイトなわけです。

名刺型ホームページ

名刺型ホームページはその名の通り、名刺や会社案内としての役割を果たすことを目的としています。よりクリーンなイメージで、また会社へ来訪する際に役に立つという機能が必須になるわけです。この手のサイトが最も効果計測しづらいんですよね。閲覧者がいてもそれが効果なのかどうかがよくわからないから。それでも、だいたいこのご時世、どこかに行く際はネットで調べてから行きますよね。私はGoogle Maps必須ですね。必ず印刷して行きます。そういう事を考えると、会社案内や周辺地図のページなどで自前の地図を掲載するのは当たり前として、Google Mapsなどにリンクを張ってあげる心配りは必須になるわけです。閲覧者の手間も省けるし。あとは閲覧者にイメージを与えるのが名刺型サイトの使命。よりクリーンで信頼・安心感を与える必要があるわけですね。

営業型ホームページ

これが一番多いんじゃないかな。営業型ホームページ。自社のサービス・事業内容をPRしてお問い合わせをもらうというやつですね。えてしてこの手のサイトは自己満足になりがち。「PRしたいこといっぱいっ!」「全部PRしちゃえっ!」収集がつきませんから。発信者側からすればOKでも閲覧者側から見れば食傷します。昔からそういう点では銀行のホームページが最良とされているんですが、閲覧者の目的に縦割りされた構造というのが理想的。全部をドバッとPRするのではなく、閲覧者の目的とする情報への導線を明確に仕切る必要があるってことです。お問い合わせなんかも漠然とお問い合わせとせずに、カテゴライズしたお問い合わせにすることで業務も効率化できることでしょう。

ECサイト

これが一番難しいねぇ。自社のECサイトで物を売ると言うのはかなり労力を必要とします。楽天で売れてるショップは何人くらいオペレータいるか知ってますか?最低5人から10人は抱えてます。それを制作会社に任せてやろうってのはさすがにムシが良すぎるかな。よほど扱う商品に魅力があったり、コストパフォーマンスに優れていたり、競合他社が居ない独自性の高い商品じゃないかぎりECサイトの成功は成立しません。これは肝に銘じておくべき。楽天に出店しているお店の8割は不採算と言われています。そう。安い物ばっか売っててもはっきり言って不採算です。でも他社が値下げしたら値段を合わせないわけにはいきませんから。それがモールの欠点ですが、それでも自社サイトでECをやるよりはまだマシですね。

ということで、現存するホームページの8割は効果に疑問符を打つことになるでしょう。しかし、それはどこに効果を求めるのかという点に置いて解決することができるわけです。目に見える利益にばかり捕らわれていてはホームページの真の効果は得られません。ホームページの真骨頂はまさに目に見えない部分にあるわけですからね。

和田のホームページ

和田のホームページでは無料のCGIやJavascriptを公開したりしています。元々勉強のためのサイトだったので、求めるべき効果は自分のスキルアップにあるわけです。そして私はその効果を充分に感じています。これもひとつのカタチですよね。それに加えて、自分の公開しているものが世で使われているというのはこの上ない喜びに他なりません。少しは社会の役に立ってるのかな、なんて考えちゃったり。社会貢献と言えば大げさですが、そういう意識はあります。あとは、私のホームページから仕事を依頼してくれる方がいたり。年間数百万程度の仕事の依頼はホームページから頂いているので、全然効果として私は申し分ないです。前述した通り、どこに目的だったり効果を求めるかって事ですよね。

費用対効果を考えたホームページを目指している企業の皆様はぜひ一度ご相談くださいな。

TAG

P.121

宇野さん
ECサイト・・・・難しいですねぇ

自分も医療機器の会社でECサイトを作っていますが・・・・なかなか売れないですねぇ
まぁ数十万から百万以上のものを扱っているわけですし、お客となる病院さんには既に出入り業者が入っているため
そう簡単に売れるものじゃないのでしょうが(うちのサイトを見て出入り業者から買うっていう最悪のパターンもありますね)

上司にはそれは通用しないですしね・・・・
冒頭で先生の言っている「ホームページを作ればウハウハ」ってタイプですから・・・・・・・・・

営業マンが何度も何度も自分の担当の病院に出向いて、何度も何度も先生にPRしてやっと契約したり断られたりしてるわけですが、インターネットとなると「全国相手なんだからうれるだろ?もっ努力しろ」って感じで

とはいってもあんまり強く言っちゃうと、じゃあホームページやめるかって話になると自分の存在理由が無くなる・・・・・

先生ほどスキルがあれば、やめて独立!って思えるのでしょうが
今やめても本当の意味でのニートになるだけですしねw
悩みどころです2009-01-09 00:10:05
和田
>宇野さま
高価なものをネットで完結させるのは実際むずかしいですよね。買う側の気構えも必要になりますし・・・。
でもホームページで一番大切なのは技術でも知識でもなくて情熱ですよっ!商品やお客さんへの愛情っ!これに尽きると思いますっ!2009-01-10 07:11:03