和田憲幸のブログ

札幌市南区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(40歳)のブログです。

AKB48を応援したい

というシステムを考える。よく練りこまれた合理的なシステムだ。

2012-06-06 03:29:44
入力時間 / 18:37

私がAKB48を応援するわけじゃないですよ。ただ、そのシステムはよくできていると思う。
今、総選挙とやらをやっているようですね。Google Plusのバナーの子、ブッサイクですねぇ(笑)
だが、それがいい!という人が多いのもまた事実だろう。
これは人間のもつ基本的な心理をつかったひとつのシステムと言える。

応援したい心理

これはドラえもんの「のび太さんは私が居なきゃダメね」よろしく静香ちゃんの心理とよく似ている。ダメンズと呼ばれることもあるアレだ。ダメだからこそ「自分が応援しなきゃ」という人間の良心に付け込んだこのシステム。いやらしいですねぇ。つまりは程よい愛嬌とダメさがあれば成立するわけだ。それをパッケージ化してやれば、暇な人でかつ自分の人生に情熱を見出せない人は「自分の代替的存在として」そこに情熱を注入するという仕組み。

これはサッカーや野球の熱狂的ファンにも同様のことが言える。私にはサッパリ理解できない心理だが「自分よりも他の誰かを応援したい」というニーズが確かにあるのだ。「自分が勝ったわけでもないのに、自分が勝ったかのように歓喜できる」というニーズが。他人の応援する前に自分がもっと頑張れよ。というツッコミは無しなんでしょうね。

投資に似てる

またAKB商法はちょっと投資にも似ている。というか総選挙と銘打ってるのに1人で何票も投票できるって絶対おかしいですよね。AKB48のファンからすると投票はある種の「投資」なんでしょうね。投資の結果、お気に入りの人が上位に入ると「嬉しいという対価」が得られるという・・・。あれ、これ詐欺じゃね?

まぁ好きな人は好きってことで水を差すつもりは少ししか無いんですけど、システムとしてこれはよくできたシステムだということは否定できないだろう。先月話題になった学生支援サービス studygiftも基本的にはこのシステムを踏襲したものだと言える。つまり、このシステムはまだ不完全でちょっと詐欺っぽいけど、昇華すれば恐らく次代を担うビジネスになり得るという事だろう。現状で問題なのは「応援したいという心理に付け込んだ搾取商法」だということだ。

プロ野球選手の個人スポンサー

農業や畜産業などでは既に個人スポンサーや小口スポンサーというものがある。未来のプロスポーツでは自分が応援したい選手の株のようなものを買ってスポンサーになれる日が来るかもしれない。しかし、ただ応援するだけではなく活躍に応じて配当が付けば、それは立派なシステムとして成り立つと思うんですよね。現在でもメジャーではないプロスポーツの多くは個人や小規模な企業のスポンサーによって成り立っているわけですし。

つまりは投資と対価の話

ということに帰結するんでしょうね。「応援したい」とか「頑張ってほしい」という気持ちを、わかりやすい標準単位の「通貨」に置き換えて応援するというシステム。応援されたほうはそれを糧に頑張った結果を対価として還元するわけです。時には社会へ。これは「あしながおじさん」をより具体的にシステム化したものなんでしょう。

現時点ではまだまだ未熟な仕組みですが、システムとしては理にかなってますよね。

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