情報の在り方がおかしい
インターネット以後の世界、とりわけ動画サイトやSNSが隆盛を極める昨今において情報の在り方がおかしいことになっていると感じるのです。
2024-10-19 08:48:43
入力時間 / 17:30
先日も似たようなこと書いたばかりだけど、もう少し具体的にどのようにおかしいかを考えてみたいなと思います。
質の低下
情報の質が著しく低い、と感じる。それは信頼性であったり、裏付けであったり、情報そのものの存在意義であったり。「情報」を意識することなく「発信」できてしまう世の中において、それは仕方のないことなのかもしれない。が、この肥溜めの中から質の高い情報を得ようとするのは非常に困難な時代になってきている気がする。
不安を煽る、対立を煽る
動画でもWebサイトでも、「不安を煽る」「対立を煽る」という情報がトラフィックを得る方法として頻用され過ぎている。詐欺の常套手段でもある「不安を煽る」ことがインターネット上では普通にまかり通っているのは大きな問題ではないか。
対立を煽ることにしても、意味なく分断や諍いを生み出すのではないか、と私は思うのだけども大衆が求めている情報がそうであるのなら仕方のない事なのかな。
悪貨は良貨を駆逐するという言葉があるが、このままでは質の高い情報はインターネットから駆逐されてしまう日がくるのではないか、と心配になる。結局のところ、悪貨を大衆が選択している限りその大きな流れは変わることがない。
多数の人がそれを真に求めているのであれば、それは止められないことなのかもしれないが、どうにかこのクソの掃き溜めみたいなインターネットを変える方法はないものかな。
MGSの大佐のように、コンテンツの制御ではなくコンテクストの生成をAIがやってくれる時代に期待しよう。
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