和田憲幸のブログ

札幌市南区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(40歳)のブログです。

Webの近未来を考える

Web業界に携わってもう15年くらいかしら。変わっているようで変わっていなかったり、変わってないようで変わっているWeb業界。

2015-06-12 04:54:14
入力時間 / 20:14

Web業界にかぎらずIT業界は潮流が激しい業界ですよね。数年後が予測しづらいというか、進化や革新が多いというか栄枯盛衰の激しい業界です。でも、だからこそ未来に思いを馳せることは大事ですよね。その際に思い描くべき未来は進化や革新の未来ではなく、シンプルに「便利」な未来だと思います。

近未来のWebは帯域を考慮するようになる

Googleが先日、端末の帯域(回線速度)を考慮して検索結果や表示を変えるって発表してましたよね。これは恐らく一般のWebサイトにもその流れがくるんじゃないかなと。現在はブラウザから得られる情報はIPアドレスやUSER AGENTくらいですが、将来的には現在の帯域なんかも知ることができるようになるのかも。そうすればレスポンシブWebの拡張として帯域に合わせてCSSや画像を表示させる、なんて仕様になったりするかも。

ウェアラブル端末が将来的に普及してきた場合、細い回線でナビゲーション用途での利用も増えるでしょうしね。

メインとサブが明確に分かれる

コンテンツのメインとサブが明確に分かれるというか、分けるようになるのではないかなと。これは帯域とも絡む話ですが、そのWebページにとって必要不可欠であるコンテンツとそうではないコンテンツを明確に切り分けるようになるのではないかなと。そうすることで、必要不可欠な情報を先読みして、それ以外のコンテンツは帯域やデバイスに合わせて後読みできるから合理的かなと。まぁモバイルファーストな考え方ですよね。

Webページの要約が自動生成される

ニュース業界では要約サイトが賑わっていますが、現代人は兎角せっかち。そして長文を読みたがらない。だから今後は検索結果なども含めてWebサイトが勝手に要約されちゃうようになるかも。まぁそれを検索エンジンにやられるとWeb文化は死んじゃいますけどね。でも可能性はあるよなぁ。ちょっと面白味は無いけれど、使う側からしたら便利かもしれない。

テキストサイトの復権

Web黎明期に跋扈したテキストサイトが復権すると私は予想している。何故なら魅力的なテキストはそれだけで十二分なコンテンツになるためだ。しかもあらゆるデバイスに対応できて、かつ帯域を食わない。これからの時代ではより魅力的な文章を書ける人が重宝される時代になるんじゃないかな。まぁ情報産業にとって文章は本来であれば最も重要なものですしね。今までが軽視されすぎていたような気もする。

量よりも質にシフト

現時点でインターネット上の情報はあまりにも肥大化しすぎている。膨大な類似コンテンツの中から情報を探すのも大変だし、世の中に出回っていない情報を探すことも大変だ。ましてやその情報の真偽を知る術など現時点では無いに等しい。となればコンテンツを量産することよりも、コンテンツの質を高めて、如何に正確で細やかな情報を保有できるかどうかが肝になるのではないか。

そういう意味では今は廃れた有料情報サイトの復権もあるかもしれないな。雑多で真偽のわからない情報を無料で見る時代から、厳選された品質の高い情報を有料で見る時代へ。まぁこれは難しいと思うけれども。

Webの近未来

結局のところWebとは即ち情報。そしてそれを如何に探しやすく見やすくするかが肝要である点は黎明期よりずっと変わることはない。現代は見る端末や見る環境が多様化しているだけであって、やはり心を砕くべきはその1点に限るのではないか。となれば進化の方向性としてはその「情報」の見せ方・扱い方そして品質に関して革新していくんじゃないかなと私は思っています。

発信者には、より高い品質の情報をより簡単に作成しやすい環境を。
視聴者には、多様な環境に合わせたより最適で探しやすく、見やすい環境を。

というのが基本的なWeb近未来の軸になるんじゃないかな。まぁ当たり前のことしか書いてないけどね。

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