さよならスマートフォン
アメリカではスマートフォンの普及率が50%を越えたそうですね。
2013-06-08 11:27:16
入力時間 / 10:20
今ではスマホを使っている事が当たり前、になってしまいました。初代iPhoneが発売されたのが2007年の事ですから、キャズムを越えるのに5年ほど費やした計算になるんですね。したがってスマートフォン時代はもう終焉を迎えつつあると言うべきでしょう。
これはべつにスマートフォンが無くなるって話ではありません。iPodが隆盛した時代から誰もがiPodを持つようになった時代への変遷というか「それが当たり前」になると「関心」は意外と持続しないものです。そういう意味で「新しいiPhoneでたすげぇ!並んで買わなきゃ!」みたいな時代は一段落したんじゃないでしょうか。
もちろんスマートフォンの熱気が収まるからといって、すぐにウェアラブルコンピューティングに時代が進むかと言えば、そうはなりません。「スマートフォンと同様」に普及には5年から6年程度の歳月は技術的にも認知的にも必要になるでしょうしね。
とりあえずスマホの時代は終わり。そして「スマートフォン時代の毒」がジワジワと各キャリアを苦しめる時代に突入するわけです。スマートフォンは「賢い電話」というだけあって機種変更するに足る動機を得るのが困難なデバイスでもあります。定期的なOSアップデートや新しいアプリによって、中身を最新に近い状態に保つことができるわけですから。
これによりスマホメーカーは売上を落とし、規模の縮小を余儀なくされるわけですが、それをもってスマートフォン時代は円熟期を迎えるのではないかなと私は予想しています。2008年にiPhone 3Gを手にした時のドキドキ感。よかったな。今はもう当たり前になっちゃったけど、革新的インターネットデバイスでした。
昔ほどの過熱がスマートフォンに訪れることはもう無いけど、とりあえずスマートフォン時代は一段落ということで。
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