顔か性格か年収か
昔は三高(高学歴・高収入・高身長)なんて言われた時代もありましたね。
2013-01-10 05:21:14
入力時間 / 13:38
あなたが重視するのは顔ですか。それとも性格?または年収?人間おもしろいもんで、主観的に物を見ると本質が得られないが、客観的に別な物事に置き換えて考えると案外簡単に本質が見えてくるものです。顔(容姿)、性格、年収をモバイルデバイスに置き換えて考えたらこうなるんじゃないかな。
容姿:インダストリアルデザイン
ようは見た目です。そのデバイスが自分の手に馴染むか否か。モビリティに優れているか否か。自分との相性ですよね。自分の生活習慣や性格・趣味とマッチする容姿かどうかというのはとても重要な点です。日本ではデバイスの見た目に関しては軽視されがちですが、インダストリアルデザインというのは非常に深い分野です。
性格:OS・インターフェース
いくら見た目がカッコよくてもOSがクソだったらどうしようもありません。自分の思ったこと、やりたいことが直感的にデバイスに伝えられるかどうか。デバイスの操作が難解ではないか、理解の範疇を超えていないか。というのはデバイスを選択する上で大切な要素ですよね。
年収:性能・スペック
見た目がカッコよくてOSが洗練されていたとしても、処理能力が低ければ画竜点睛を欠きますよね。OSがどれだけ優れていても、その優れたOSをキビキビと動かせないような処理能力であれば身の丈に合っていないOSと言い換えることもできます。性能単体で評価することはできませんが、OSとのバランスで性能を評価することはできます。大切なのはそのバランスが取れているか否かです。
と、モバイルデバイスに置き換えて見ると案外客観的に見れるんじゃないかなと思いました。やや強引ですけどね。私は容姿・性格・収入、どれも大事だと思っています。どれか一つを欠くこともできないというか。前述の通りバランスだと思うんですよね。「容姿が良ければ」とか「収入が多ければ」という単一的な物の見方で評価することはできず、それぞれのバランスが取れていればそれが一番良いことだと思うんですよ。「どっちが」なんて当たり前の話ですが決めることはできませんから。
今まさにIT業界で求められている要素のひとつがこの「バランス」なんですよね。故にGoogleがNexusを、MicrosoftがSurfaceを設計・販売に乗り出したという経緯があります。ソフトウェアだけでも、そしてハードウェアだけでも「どちらかだけではダメ」なんです。「すべての要素が融和して純粋に良い製品ができる」って事ですよね。
人間も同じことが言えると思います。容姿も性格も収入も、バランスが取れていれば言うこと無いですよね。
注釈
わかりやすいように収入と性能を直結させましたが、人間社会においてその人間の性能と収入の多寡は必ずしも比例するものではないのであしからず。
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