聴覚と視覚と記憶とインターフェース
私は常々感じているんです。インターフェースって視覚よりだなって。
2011-02-23 05:27:25
入力時間 / 10:24
前にもちょろっと書いたかもしんないけど。もっと聴覚を活かすユーザインターフェースがあってもいいと思う!って話です。せっかく聴覚に関する話しなのでポッドキャスト付きです。
さぁ私の大好きなユーザインターフェース。ユーザインターフェースとはユーザのインターフェース。つまりは人間と主としてコンピュータが対話するための部分です。今回のお話は主としてディスプレイを通して人間とコンピュータが情報をやりとりする部分についてお話ししますね。
先日WIRED VISIONかどこかの記事にこんなのがありました。「聴覚と視覚では反応時間が聴覚のほうが短い」というやつですね。人間は目で見たものに対して反応するよりも、耳で聴いたものに対する反応の方が早いらしいです。それもそのはず。視覚情報はその解析に時間がメッチャかかりますからね。いまこの記事を見ている人の脳内でも実はスーパーコンピュータ並の解析作業が行われているんですよ。対して耳から入ってくる情報の処理はもっと簡潔で素早く行われることは動画とオーディオのエンコード時間を比較するのと似ているかもしれませんね。
さらに聴覚から得られた情報と記憶には密接な関係があります。皆さん思い起こしてください。青春時代に聴いた音楽のことを。音楽を思い起こすとそれに付随して当時の記憶が鮮明に蘇ってきませんか?それは音と記憶が関連付けされて一緒に保存されるからなんですね。
また、音声に関してはプレーンテキストと比較するともっと多くの情報を含んでいます。ポッドキャストを聴いて頂ければわかると思いますが同じ「馬鹿」という言葉でもテキスト上での表現と音声上での表現では持つ意味も情報も異なります。つまりは情報自体の表現力が格段に高いってことだと思うんです。
ということでこんなにも優れた聴覚からの情報。もっとユーザインターフェースに活用できないものかと私はいつも考えています。UIというと視覚的部分に傾倒しがちですが、私はSEやBGMを含めてもっともっとUIとしての音・音声がもっと注目される日がくると思うんですね。
現時点ではアラートやビープ、クリック音程度ですが、もともっと有用な活用法があるんじゃないかなって思います。なので次期メールフォームプロではaudioタグをフル活用した非常にうるさく、そしてウザいアップデートを予定しております。ある意味でお楽しみに!
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