Ubuntu Linuxをインストールしてみた
急速にシェアを伸ばしているUbuntu Linuxをインストールしてみました。
2008-12-13 18:20:35
入力時間 / 14:46
怖いのでParallels Desktopにですけど。Parallels経由での実行のため、実効速度のベンチは計れませんが、使用感はまぁ普通にLinuxで悪くはないかなと。インストールもとても簡単だし、個人ユースで使う必然性は見あたらないけど、経理や事務とか、それこそクラウドコンピューティングで大規模のサポセンとかコールセンター、自治体なんかはブラウザが動けばいいわけだから、こういったライセンス料の発生しないOSは確かに魅力的。xpだとDSP版でも1万5千円くらいするわけだし、10台で15万、100台で150万、1000台で1500万のコスト削減に繋がるわけですし、導入検討の価値は確かにある。
Vistaよりは確実に良い
描画関連の安定感というか安心感というか、Vistaみたいに変にチラつかないし、MSはなんであんなにチラつくというかレンダリングがチープなんですかね。こう、長時間つかってるとモタついてきたり、再描画が遅れたり。MacとかLinuxはやっぱりドッシリというかシットリした安定感ありますよね。
クラウドコンピューティングの先にあるOS
昨今のOS事情としてはやはり「マルチメディア」「デジタルハブ」「ホームサーバ」「エンターテイメント」と言った要素に重点が置かれているわけですが、仕事でパソコン使う人間からすれば安定感を求めたいわけで。そう考えるとMSの考えている方向性とマーケットの方向性はあきらかに食い違ってきていると思う。たのむぜバルマー。で、クラウドコンピューティングが加速していっても、それが全てになる時代にはあと5年から10年はかかるわけで、それまでにどれだけ方向性をアジャストできるかがMSの命運を握っているでしょう。そういったホームユースの事情とは対極的にビジネスユースではクラウドコンピューティングがもっと加速。というより、ビジネスユースがPCを介して行う業務のほとんどはテクストベース。だからこそクラウドコンピューティングに適しているってわけなんですよね。そのテクストがリレーションできていればそれが一番良いわけですから。そう考えると今後もっとLinuxはビジネスユースに受け入れられていく事は想像に難くない。
DTPだとかWebだとかそういったクリエィティブユースは全く別の話になると思いますが、グループウェアやCRM系はやはりクラウドがベストですよね。そのためにはもっともっとインフラの安定化が必要だと思いますが。まだまだOpenOfficeの出来映えを含めてLinuxは未熟な部分もありますが、あと一息で一般ユース、ビジネスユースへ受け入れられるフェーズに入ると思われます。つってもMacOSの出来映えに比べればLinuxはやはり未完成のOS。それでもブラウザが高速で動いて安定性に優れていれば、それだけで価値がでる時代がもうすぐそこまで近づいてきているわけですから。
TAG
P.82