和田憲幸のブログ

昨年くらいから多くの大企業で「Eメール廃止」が叫ばれ、すでに実行している企業も多くあるという。しかし、私は思うのだがEメールは決して死ぬことはない。というよりEメールを廃止した企業でさえも、本質的にはEメールの役割を変えて使っているからだ。そう、それはハブとしてのEメール。

ハブといっても沖縄に居るアレじゃない。Hub（中心地、拠点）のハブだ。
USBハブとかデジタルハブとかのハブね。

昨今の多くのサービスを利用していて思うのが「海外発のサービスはEメールの送信量が半端じゃない」ということ。そう。リマインダーやアラートのような雑多な役割としてEメールが大活躍しているのだ。Eメールはプラットフォームを選ばず誰もが容易に使うことができる稀有な情報伝達手段のひとつであるという揺るぎない事実がある。これを殺すのは確かに勿体無い。

ここ数年でいわゆる「情報を詳細に伝達するための手段」としてのEメールは死ぬかもしれない。
それでも多くのデバイスと、ほぼ全てのデベロッパが容易に使うことができるEメールはその役割を変えて、これからも活躍する事だろう。私の願いとしてはEメールをさっさと拡張して規格を刷新してくれることを願うばかりだ。

「馬鹿とハサミは使いよう」なんて言葉があるが普段邪魔臭いEメールも使い道ですよね。