和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

ホームページ制作に未来は無い

私はホームページ制作業というものはそう長く続かないと考えている。

2010-10-27 08:59:09
入力時間 / 09:47

私もホームページを作ってお金をいただくこともあるためアレだけど、ホームページ制作という業態に未来は無いと思っている。もちろん完全に無くなるわけではないが、今のような状態はそう長く続くとは到底思えない。

DTP(デスクトップパブリッシング)という業種があった。いや、今もある。しかし皆さんご存知の通り今となっては完全にデフレ状態でジリ貧である。無論すべてのDTP会社がジリ貧なわけではないが、中小・零細規模に至ってはよほどの独自性や技術レベル・営業力が無いところ以外は死に体である。

私はWeb業界もそれのあとを追うように同じ末路を辿ると考えている。いや、もう同じ道を辿っていると言ってもいい。単価の下落は加速し技術レベルでの企業間格差も大きく開いてきている。さらにことWebに限って言えばそれに拍車をかけるのがCMSやクラウドコンピューティングの台頭である。

WPやMTが隆盛を極め、今はすこし落ち着いた状態ではあるが多くの企業が外部の人間に業務を委託しなくてもホームページを簡単に持てる時代はすでに到来している。しかしながらすべての人間がその事実を周知しているわけではないため、ホームページ制作という業態はかろうじて水際で生き残っているに過ぎないがクラウドコンピューティングが加速していけばCMSとクラウドの垣根は限りなく不透明になる。

私が考えるクラウドコンピューティングの究極はコンテンツマネジメントすら包括した統合プラットフォームだ。そうなればひとつの業務で業務管理からコンテンツのパブリッシュまでを一元管理できることになる。企業にとってこんなにありがたい話は無いだろう。現状のように多くの情報資産を分散して管理する必要も無ければ、移し替える必要もないからだ。

という状態にいくまでに5年はかからないだろう。そうなればホームページ制作を請け負う企業に仕事が回ってくる数は当然少なくなる。もちろんそういった企業の必要性が無くなるわけではないが「ホームページを制作する」ではなく「コンテンツを制作する」に近くなっていくのではないかなと考えている。

以上のことから「ホームページ制作」という業態に未来は無いと私は考えている。

TAG

P.687

namiさん
最近腐ってる?
私もいろいろとあり腐敗気味です。

何かバーンっと花火上げたいな。2010-10-27 16:09:04
播井久泰さん
15年前にWebスクリプトを知った時は、未来なんて想像もできないぐらい目前に何もなかったです。
モノにしてもサービスにしても溢れると未来が見えてくるのかな?
溢れない未来のために頑張って下さい!2010-10-27 21:06:14
コ。さん
ウェブもDTPも携帯コンテンツも、いずれいずれと言いながら、新しい形はできてくるもの。
きっとホームページ制作も和田氏の言うように今の形はないでしょうね。2010-10-27 23:34:13
yu2blueさん
私も今、今後の身の振り方を真剣に考えています。
そろそろ潮時かな、と。2010-10-28 05:44:21
えだまめこさん
たしかに「ホームページ制作」という業態には未来はないかもしれませんね。

でも「デザイン」やウェブに関する「制作」に未来はない、とはまったく思いません。
クラウドコンピューティングが実現されれば、制作の範囲や個人の可能性は
むしろ広がっていくのでは。

そういう意味では、私は楽しみにしてますよ。2010-10-28 14:28:24
和田
>namiさま
全然腐ってませんよ!見出しはちょっとネガティブですけど、客観的な現実問題だと思います。私の仕事が減ったり無くなるわけではありませんよ!

>播井久泰さま
未来はずっと昔から決まってますよ!

>コ。さま
そうなんですよ!現在の形態は続かないってだけで職探しをしなきゃならんってことでは無いです!時代のニーズやテクノロジーの進化に合わせて変化していきますからね。

>yu2blueさま
まだまだいけると思いますよっ!

>えだまめこさま
制作者も時代の潮流やニーズに合わせて一緒に進化していかないとあきませんからね!ということですよね!2010-10-28 21:57:23