和田憲幸のブログ

想像以上に多くの人が利用していたんでしょうね「スタートメニュー」を。そして多くの人が「Windowsスタート（8のタイルのやつ）」の使い勝手を良いと思わなかったのでしょう。当たり前と言えば当たり前ですが、この製作者と消費者の間にいかにして齟齬が生まれたんでしょうね。

タブレットやスマートフォンを推進したいMicrosoft

簡単に言うとマイクロソフトの戦略のためだったんですよねスタートメニューの削除は。マイクロソフトの戦略としてタブレットやスマートフォンなどのタッチインターフェースとPCの融合を図りたかった。で、なぜかわからないけどタブレットやスマートフォンに擦り寄ってしまった。「iOSとかAndroidの画面ってこうでしょ！？」「あなたたちこういう画面使い慣れてるでしょ！！」ってね。まぁタブレットでは使い慣れているが・・・。

普通の安定したWindowsパソコンを使いたい消費者

WindowsXpはWindows8の20倍脆弱なんて言われてますし、消費者にとってはぶっちゃけXpのままでもいいんですけど～って感じですよね。テキパキ動いて、安定性があって、脆弱でなければ「8じゃなくてもいい」というのが消費者の本音でしょう。私もソフト面やセキュリティ面に問題がなければXpでもよかったんですけどね。

革新を押し付けたMicrosoftと現状の改善を求めた消費者のギャップ

ということでWindows8のスタートメニュー削除はMicrosoftが一人よがりの革新を市場に押し付けた事に起因する問題だったのでしょう。だからこそスタートメニューは復活するわけですしね。

Tim CookがWindows8を「トースターと冷蔵庫を合体させたようなもの」とこき下ろしましたが、ようやくトースターはトースター本来の意味と役割を理解したみたいですね。この調子でどんどん本来のWindowsの姿を取り戻してほしいものですな！