和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

ピュアHTMLコーディング

HTMLの健全性を求める上で、そのHTMLが持つ情報をピュアに体現すべきという和田の考え方。

2013-06-22 21:58:46
入力時間 / 08:08

HTML5になり誤った用法の多かった部分や強引にclass処理していた点などの多くが改善したが、それでもHTMLはまだまだごった煮状態の情報であることに変わりがないというのが現状だ。過去何度も書いてきているけど私は「HTMLは情報そのものであるべき」と考えているので、これはいかんともしがたい。

そこで提案したいのが「ピュアHTMLコーディング」と勝手に命名したコーディング方法。簡単に言うと「そのWebページの主題以外をすべてjsでappendする」というもの。このブログやsynck.comがまさにその実験状態になっている。

必須の要素

Webページを構成する要素は数多とあるが、本当に必要不可欠な要素は「そのWebページを通して訴求したい情報」だけですよね。極端な話navやasideやheaderやfooterは「情報を求める人」にとっては付加的な要素でしかなく、最も重要な要素はarticleであることがわかると思う。

とは言え、article以外を軽視して良いということにはならない。何故ならarticle以外の要素にも役割や意図があるためだ。しかし「HTML=情報」として考えた場合は話が異なる。header、nav、footer、asideなどはあくまでUIとしての位置付けであり、ユーザビリティやアクセシビリティなどの導線として機能するもののため「情報」ではないためだ。

HTMLとは懐の深い言語なのでその許容値はかなり広範だ。故に現状のピュアではないマークアップが罷り通っていることは必然なのかもしれない。しかし、情報の純粋性を鑑みればHTMLは情報として定義すべきであり、付加的要素やUIとしての要素はHTML内に記述すべきではないと私は思うんだ。

と、長くなりましたがそのようなコンセプトのフレームワークかCMSつくりたいなって思った。

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