和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

Android使ってる人ごめんね。

Nexus7のレビューで思いの外、Androidユーザを傷つけてしまったようだ。

2012-10-06 07:16:04
入力時間 / 36:15

前回前々回のレビューでAndroidを愛する多くの人達を傷つけてしまったようだ。だとしたらそれは本当に申し訳ない事だと思う。ごめんね。恐らくリアクションの多くは学生さんとか20代前半の若い血気盛んな子たちだろう。若い子にとってAndroidは自然に受け入れられるものなのかもしれないね。

Androidにも良いところたくさんあります

「Androidをしっかりと使いこなせる人」にとっては確かに良くできたガジェット(おもちゃ)だと思う。できる事に関してはiOSよりも全然上だろう。デスクトップやウィジェットの概念も確かに面白い。そういう意味では以前も書いたがAndroidの良さはWindowsっぽさと通じるところがある。ちなみに私はMacも持ってるが基本はWindowsメインだ。Mac信者ではない。backキーも「使い慣れれば」不便ではない。このあたりはWebブラウザ的な概念とよく融和していると思う。

ユーザーインターフェースとは

ただ、ユーザーインターフェースを論じる上でAndroidの醜悪さを看過するわけにはいかないというのもまた事実だ。「自分の父(70歳)と母(70歳)が抵抗なく使える端末かどうか」と例えれば幾分わかりやすいのではないだろうか。ちなみに私の父(70歳)はパソコンを全く使えないがiPadは使えた。

修得が必要か、直感的に扱えるか

私はWindowsユーザだが、Windowsを使いこなすためにはある程度の修得が必要だ。使いこなせばMacよりも全然便利だと私は思っている。ただ使いこなすためには「学ぶ労力」が必要であることに疑いの余地はない。私がスマートフォンやタブレットに必要だと考える要素の一つに「修得する必要のないユーザーインターフェース」があると考えている。それこそがコンピューティングの未来だと。

好きでAndroidを使っている人はそれでいいんでしょう。別にiOSに乗り換えろ!なんて言いませんよ。Androidを使いこなせているのであれば特に不満を感じることも無いかもしれない。ただ理解して欲しいのはAndroidのUIが(少なくとも初期状態で)醜悪であるという事実だ。前述の通り全体としての優劣を論じているわけではない。PhotoShopやAutoCADが初心者に使えないのと同様に操作方法が難解だから機能性で劣っているかというわけではない。UIを犠牲にしなくては実現できないこともあるからね。

スマートフォン、タブレットの位置づけ

パソコンヘビーユーザーにとってスマホやタブレットはオモチャの域を出ない。それはiPad、iPhoneも同様に。だからこそスマートフォンやタブレットはPCユーザではない層に多く受け入れられているという現実がある。そしてPCに不慣れな多くのユーザにとってAndroidが初見殺しの使いづらい端末であるという事は紛れも無い事実だ。ということを言いたかったの。だからAndroidを好んで使っている人を侮辱したかったわけでは無いんだ。すまない。

この辺りの話は過去に再三書いているので前提となる立ち位置を端折ったが、それによって多くのAndroidユーザに不快な思いをさせたことは本当に申し訳ないと思う。過去にも書いたが「私が使うという主観」で論じるならばiPadもiPhoneもAndroidも不必要なんだ。引きこもりだからな。

あと7インチは例えiPad miniが出ても無いと思う。これは守備範囲の話だ。ネットブックと同様に「グッとくるユーザ」が居るのも確かだが用途が限られるのも事実だ。商品としての価値を長く保つことは難しいだろう。「小さいタブレット」ではなく「大きいスマートフォン」というのなら話は別だと思うがね。まぁ7インチの良さと不便さは使ってみれば本当にわかると思う。2万だし買って使ってみてください。

と、いうことでAndroidを愛する人達には本当にすまんかった。

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