脱Lightbox
今ではほとんどのサイトがLightboxやThickboxを使っているけれど。
2012-07-23 03:07:13
入力時間 / 11:34
その昔、画像を開くときはtargetが_blankでした。
いつしか画像を開く時、window.openで開くようになり、そしてjquery、prototypeの隆盛によって爆発的に普及したのがLightboxとthickboxですよね。でも私は最近これらの存在がちょっと疑問なんです。「本当にこれは便利なのかな?」って。
私のメインブラウザはChromeなんですが、大きな画像をLightboxやThickboxで表示させるよりも、別タブで画像がボロ~ンと開いてくれたほうがありがたいなと最近気づきました。少なくとも私はね。
そもそもなぜ流行ったのかLightbox
Lightboxが本格的に流行った頃は、私の記憶が確かならば「Web2.0」というバズワードが栄えてた遠い昔の話。今にして思えば。タブブラウザ(モダンブラウザ)の一般普及率が今ひとつの時期だったと思った(まぁ主としてMSIE6の事だが)。
非タブブラウザで画像を別ウィンドウで展開すると窓がすごく増える。
窓が増えずに拡大表示!美しい!!=Lightbox
という事だったのかなと思います。しかしいまの時代、ディスプレイもWXGAで小さい時代です。ブラウザもタブブラウザが基本で、別ウィンドウで開くわけでもなし、画像のサイズやウィンドウのサイズを閲覧者側に委ねることができないLightboxやthickboxは果たして時代にそぐうのだろうか。
情報の見方は見る者に委ねる
というのがあるべき姿のインターフェースなのかなと私は思う。例えばの話ですが「書籍を読む時はこういう姿勢でこういうペースで読め!」と読み方を強要されるのはおかしいと思うんです。人それぞれの見方や見やすさがあって、情報は水のような存在として、その器に合わせた形で提供できるのがベストなんじゃないかなって。
と、いろいろ考えて本ブログに付いていたthickboxも外してしまいました。まぁ脱jqueryしちゃいましたしね。インフラが整備され、またブラウザもある程度整備の目処がたち、HTML5という規格が活性化しようとしている今だからこそ、情報の扱い方であり提供の仕方を見直す時期に来ているのかもしれませんね。
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