鼻毛モジュール
夢の中でプログラムを書くことはよくある。私は夢中、鼻毛モジュールの開発に勤しんでいた。
2011-12-20 06:13:09
入力時間 / 10:56
なんなんだ鼻毛モジュールって・・・。目が覚めた瞬間に夢の断片から想起されたこの言葉。
うん。語感は悪くないな。鼻毛モジュール。無意識とは言え良いネーミングだ。
恐らくプログラムを書く人の大半は夢の中でプログラムを書くことがあるんじゃないだろうか。少なくとも私はある。というよりは夢と現実の境界がわからなくなると言ったほうが良いかもしれない。自分がいま覚醒しているのか、それとも昏睡しているのか、それすら区別がつかなくなるのだ。病気かな。
プログラムを書いてる期間はずっとこんな感じだ。頭の中でつねに設計書がぐるぐるとまわる。布団に入ってもずっと頭の中でぐるぐるまわる。私はそれをとても疎ましく感じるが、それが私自身が開発者であることの証明でもある気がするので嫌いではなかったりもする。
自分の意識を離れ、思考が勝手に巡る感覚。私は私じゃないのかもしれないと感じるあの感覚。自分の思考は、ひょっとすると自分のものじゃないのかもしれない。私はただの記憶媒体の管理者に過ぎず、その記憶から導き出される答えは、私が私と感じている者ではなく、処理装置が自動的に算出しているのかとさえ感じる。
自分が思ってる以上に自分の管理権限はそう多くはないと気付かされる。
プログラムを書いてると自分ってなんなのかなぁといつも止めどない疑問が溢れてくる。
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