クラウドは主役になれない
クラウドつってもファイナルファンタジーの話じゃなくてね。
2009-10-16 19:30:57
入力時間 / 09:27
ようやく日本でもクラウドコンピューティングが本格的に騒がれ始めましたね。もう遅いよ!というツッコミは置いといて、今日はクラウンドコンピューティングは主役じゃないよというお話。レーティングがあると俄然、ブログを書く際のテンションが違いますね!評価されるというのはやはりおもしろいもんです。早速脱線。
んで、クラウンドコンピューティングは台頭するでしょうが、それは一過性のブームに過ぎないと言う事をお忘れなく。ユビキタスネットワークも、ひいてはインターネット全体がそうであるように、それら自体は主役にはなりえない。例えるならば焼き魚の横にある大根おろしのようなもので。もっといえば空気に近いかもしれない。クラウドもユビキタスもインターネットも、それら自体が主役になるのではなくそれら全体が空気になることが最終的なフェーズと言える。
だからクラウドクラウドと騒いだところで使い手側が育っていない今の日本ではデジタルディバイドもはなはだしい。そう!これず~っと言いたかったんだけどITだなんだと騒がれているが、いまの日本でITを本当に活用している人はおそらく1割いません。ITに振り回され逆に効率を落としているケースがほとんどだろう。ITとは概念であり技術であり知識だ。ITを導入する事が即ち効率化になるわけではなく、道具を使う知識・技術があってはじめて効率化に踏み込む事ができる。
とはいえ多くの企業内にはシスアドがいないのでしょうがないといえばしょうがない。コンサルに金を掛ける企業も少ないしね。でもひとつだけ言わせてちょーだい!ITは活用すればもっともっと合理的に効率化できるもんなのよっ!!EXCELに振り回されてるんじゃないよっ!このボケー!
ITバブルだドットコムバブルだ言われてるが、あれはWindows95の時と似たようなもので本質を見てない人たちが勝手に騒いでただけ。ITはもっと潜在的能力があるのに、今ではすっかり冷え切ってしまった。ようはITという言葉だけが独り歩きしてしまったのだ。あ、それを言ったらWeb2.0もそうですね。
まぁ日本だけじゃありませんけどね。バズワードに振り回されるのは世の常ですかね。でもITもクラウドも本当に未来。だけど今騒がれてるような主役じゃなくて、それが当たり前になるはずです。願わくばそのころ日本のIT基盤が磐石になり、すべての人間がちゃんとITやクラウドコンピューティングの恩恵を受けられるようになるといいな。
あ、T-MOBILEの話を書こうと思ったのに脱線しちゃった・・・。T-MOBILE一件落着しそうでなによりですが、クラウドが孕む危険性をばっちり周知してくれた功績は大きい。今後はクラウドに傾倒するのではなく、うまくハイブリッドにローカルとの連携も視野に入れていかなきゃいけないだろうねぇ。何はともあれクラウドコンピューティングが未来であることに変わりはない!そうなれば和田の時代ダッ!!ウォー!
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