和田憲幸のブログ

情報商材や迷惑メール、そして書籍などにもよくあるんですが「楽してお金を稼ごう」とか、そういう民度の低い事を言うのはもうやめにしないか。なぜ頭に「楽して」が付くのだ？楽したいんだろうけど、楽してそれが必達できると本当にお考えなのだろうか。理解に苦しむ。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という言葉があるが、まさにその通りで若いうちに苦労した人間が、将来楽できるのは必然である。若いうちに楽してた人間が歳とってもまだ「楽したい」などとおこがましいにもほどがあるっ！身の程をわきまえろっ！と、言いたい。

そもそも楽してお金を稼いでうれしいのか。お金とは労働や時間、能力の対価として支払われるものだ。労働もせず、時間もつかわず、提供しうる能力すら無い人間がどこをどう間違って「楽してお金を稼ぐ」に繋がるのか私にはわからない。そういう人はアムーウェイでもやってればいいと思う。

お金があって、それに対して行動する。というのは絶対に間違っている。行動があって、それに対して金が発生するというのが本筋だろう。「楽してお金を稼ぎたい」という輩は往々にして理念が無い。プロセスや行動の本質を全く度外視して結果、つまり金だけを求める。それはどう考えてもおかしいでしょう。

楽して1000万稼ぎたいなら、単純に年収500万の仕事を2つ掛け持ちすればいいだけの話だ。人間は誰しもが24時間という平等な時間を生きているわけだが、24時間で8時間労働とした場合、２つ掛け持ちしても16時間を仕事に当てる事ができる。それでも睡眠時間はしっかり8時間残るのだ。驚くほど簡単だ。さらに所帯を持っているのであれば、それは半分で済む。旦那と嫁が年収250万の仕事を2つ掛け持ちするだけで、簡単に年収1000万の世帯になれるのだ。お金とはそういうもんである。

金とはゆとりであり時間である

お金は物を買うための存在ではない。お金とは時間だ。お金があれば時間が生まれる。時間が生まれれば当然ゆとりが生まれる。ゆとりが生まれれば様々な事に目を向けることができるようになる。そうすれば、今あるお金を増やすことなど造作もない事なのだ。お金を楽して稼ぎたいという輩は基本的にお金を持っていない。だからお金を増やせない。

お金ありき

1000万円持っていたとしよう。1000万円を1割増やせば100万だ。しかし100万しか持っていない人間が100万を稼ごうとすれば倍にしなくてはならない。つまりお金を貯める事が先決であって、稼ぐとか儲ける事が先ではない。それは100%間違いない。1億円持っていれば1%増えるだけで100万なのだ。だからお金は先に貯めるべきなのだ。

楽して・・・という姿勢

ということで「楽して」という姿勢が私は大嫌いである。「楽して」と考えている時点で、その人は恐らく楽はできないと思う。怠惰を望まない人間こそがお金や地位を手にしている事は想像に難くない。メジャーリーグのイチローさん、楽天の三木谷さん、アップルのジョブズさん。皆さん楽してるように見えますか？そんな中で「楽してお金を稼げる」と考えるような人間は浅ましく愚かな人間だと言わざるを得ない。

成功を手にした人間たちはすべからく努力をしているものだ。
積み重ねない人間に楽は一生巡ってはこないだろう。

※この記事には和田の偏見が多く含まれております。