最後のパレード著者の無茶な意見
中村克著 最後のパレードの盗用問題に関して著者がブログで無茶な意見を述べていますが。
2009-05-01 21:26:19
入力時間 / 23:19
すごくマイウェイな方のようですね中村氏は(B型か?)。
すごい簡潔にブログで述べている内容を要約すると以下のような事が書いてあります。
- 東京ディズニーランドを肯定する意見であれば盗用OK!
- 盗用しても誠意を持って著作者に対応するからOK(確信犯じゃん!)
- 思いやりや心が暖かくなる話であれば盗用OK!
- 私自身の著作が盗用されたことがあるため、私も他者の著作を盗用してもOK!
- 盗用を非難する意味がわからない。いいお話だから盗用してもいいじゃん!
というようなすごい事が中村氏のブログに掲載されております。
※記事はわりと削除されたりもしているようなので、経過によって異なるかもしれませんが。
基本理念として「社会貢献」という部分をとても重んじている方のようなのですが、その反面、著者に対しての意識は希薄であり、というか著作権自体への理解が無いのかな?中村氏の道理からすると和田はメールフォームをフリーで公開してるんだから、Adobeのアプリを違法ダウンロードして使うのOKって言ってるのと同じようなもんですね。
IT業界も対岸の火事ではなく、やはり著作権に絡んだ問題は多く孕んでいますよね。中国のIT技術開示義務化問題なんかもちょっとタイムリーな問題のひとつでしょうか。
中村氏の言っている道理もわからないでもないが、日本社会の中では間違っている事に疑いの余地は無い。中国だったらOKかもしれないけど。商標や特許、著作権など法規に絡む事象は非常に複雑でわかりづらく、一般人には理解し難い部分が多々あるのも事実ですが。
本来著作権や商標・特許は創作を抑制するものであってはならない反面、権利者の利益が守られる必要もある。この2つを満たすためにはモラルの存在が必要不可欠であろう。創作物が飽和している昨今において、完全な独自性を保ったものなど皆無に等しい。と、なると少なからず引用・複製・重複が紛れる可能性はゼロにはならない。
iTunesのDRMフリー化は非常に美しいケースだったと思う。2000年前後からずっと叫ばれ続けていた音楽のダウンロードを非常に美しい形で合法にしたのがiTunesである事は間違いないだろう。iTunesで買ったほうがなにせ早いのだ。惜しむらくは日本のiTunes Storeには楽曲が充実していない点だろう。
すべての人間(中国人含む)に完璧なモラルがあればライセンス認証もDRMも、著作権さえも存在しない世界になるだろう。が、決してそうはなり得ない。から著作権や商標・特許といったルールが現代にはある。すべての情報がデジタル化され、アーカイブ化される時代が到来した暁にはこういった煩雑な問題からは開放されるだろう。
しかし、いま現時点での話であればやはり中村氏の意見は間違っていると言わざるを得ない。
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