ユーザーインターフェースの今後
GUIからCUIへの回帰。現在のユーザーインターフェースはほぼGUI化されておりますよね。
2008-11-19 06:57:42
入力時間 / 15:58
GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)への移行がはじまったのは今から30年くらい前でしょうか。その先駆けとなったのは皆さんがおなじみのMacですよね。まぁそのモトネタはパロアルト研究所のアルトというコンピュータだったわけですが。
GUI時代
GUIの波はなぜ訪れたのか。それはもちろんわかりやすいからですよね。ジョブズが言っていたように「直感的」という言葉に全てが凝縮されていると思います。また「マウス」というポインティングデバイスを持って、タイプメソッドができない人でも簡単にコンピュータを操作できるというのは確かに当時画期的だったことは間違いありません。「コンピュータを操作できない人」がほとんどだった時代に確かにGUIは救世主と言える存在だったわけですね。
CUIの淘汰
ということでGUI化が加速する一方、DOSを初めとするCUIはどんどんと見る機会が少なくなっていき、今ではCUIなんて知ってる人いないんじゃない?というカンジの時代に突入しました。MS-DOSなんて15年前は使えて当たり前でしたが、今ではコマンドを知っている人もきっと少なくなってるのではないでしょうか。
CUIは不便だったか
で、振り返ってほしいのですが、CUIは不便だったかどうかです。LinuxやUnixでは今でも普通にCUIは活躍していますよね。やっぱり便利なんですCUI。タッチメソッドができる人間にとってポインティングデバイスを使った操作よりも正確で早い処理が可能なんです。
CUIとGUIの統合
ゆえに私は今後、現在GUIのオマケとして付いているCUIの立場が逆転し、CUIとGUIが統合するOSに進化していくのではないかと思います。コンシューマ向けのコンピュータがそうなる必要はありませんが、仕事で使うのであれば絶対CUIのほうが便利ですからね。GUIを使い慣れると馬鹿になりそうだし。
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