和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

Android Nexus7を数日使ってみて

前回お届けしたNexus 7の評価を一部改めたいと思ったので筆を執った次第です。

2012-10-05 10:13:13
入力時間 / 15:01

Nexus 7(16:10)とNew iPad(16:12)のアスペクト比
Nexus 7(1280x800)とNew iPad(2048x1536)のピクセル比

Android4.1を搭載したNexus7のレビューを前回お届けしたわけですが、数日使ってみて一部評価を改めたいなと。

7インチが惜しい件

前回のレビューでは「帯に短したすきに長し」と評価したわけですが、これは数日使ってもやはりそう思う。しかし「7インチそのもの」を否定するにはもったいないサイズだなと思うに至ったわけです。7インチサイズは確かに手軽でトイレに持っていくにはもってこいのサイズなのだ(仕事で使えない事に変わりはない)。

うんこしながらYoutubeを見るには悪くないサイズ。それが私の7インチの評価。ただ惜しむらくはアスペクト比なんですよね。画面サイズは7インチでもいいと思うんだけど、なんで16:10なのか。上記画像2点はNew iPadとのピクセル等倍比と画面比率比です。「縦長」なので操作性がやはり落ちるのだNexus 7は。

画面サイズで比較するNexus 7とiPadとKindle Fire

Kindle Fire 1024×600(16:9) 7インチ(1インチ当たり8.7万ピクセル)
Nexus 7 1280x800(16:10) 7インチ(1インチ当たり14.6万ピクセル)
New iPad 2048x1536(16:12)9.7インチ(32.4万ピクセル)

New iPadはRetinaだからピクセル等倍比は不問とするが、Kidnle FireとNeuxs 7は16:9と16:10で、対するiPadは16:12と2割くらい横に広い。これが操作性に決定的な違いを生んでいるひとつの要素だと私は思う。小さくてもいいけど縦長はやっぱキツい。用途を狭める要因の一つだと思う。

UIが7インチ最適化されていない

もうひとつ、インターフェースが7インチに最適化されていないという点。老眼入りかけの私(33歳)には正直かなりキツいほどいろいろ細かくてゴチャゴチャしてて見づらいし使いづらい。もし7インチという基準を作るのであればインターフェースもそれに併せて最適化して然るべきだと思う。逆に言えば、インターフェースを7インチに最適化すれば化けるかもしれないという印象だ。

でもやっぱり用途は狭いだろう

例えばWebブラウズするのに16:9の画面を縦に使うきにはなれないし、横に使うとなると逆に縦が狭すぎる。快適なWebブラウズとはとてもじゃないが言い難い(Retinaなら違う印象かもしれない)。「7インチという手軽さ」は数日つかって悪くないと思った。でもインターフェースやデバイスの質(解像度的に)がついて来ていないというのが実情じゃないか。

7インチタブレットの試金石としてNexus 7と近く日本で発売されるKindle Fireはそこそこ売れるかもしれない。しかし、現状の端末では「次にまた7インチを買うか?」という選択にはNoと答える人が大半だろう。いろんな意味で本当に中途半端な端末だ。まぁ値段なりってことですけどね。

追記

つづきAndroid使ってる人ごめんねを書きました。

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