馬鹿露出狂時代
誰しもが若かりし頃、くだらない武勇伝を語り合ったものだろう。
2011-11-22 01:42:47
入力時間 / 12:24
私が中学・高校の頃も「スクーターぎった(盗んだ)」とか「フクロにした」とか今ではちょっと赤面モノの武勇伝を語る同級生がおりました。ちなみに「ぎる」とは多分北海道弁で盗むの意。これらは分別を知らない若人であれば誰もが語る武勇伝であろう。私の通っていた学校は学力がアレだったので余計にアレかもしれないけど。
しかし今は情報爆発以後の世界。その語り尽くせぬ武勇伝を持った馬鹿達は容易な情報発信手段を手にしたわけだ。
馬鹿露出狂時代のはじまりである。
例えばこういうのとかこういうのとかこういうのとか。あげつらえれば枚挙にいとまがない。こういった情報を目にすると「最近の若いものは」と言いたくなる気持ちはわかる。でもたぶんそれは違う。情報が目に付く場所にあるか、ないかの違いだけだ。情報爆発の功罪と言ってもいいだろう。
この手の情報が目につきやすくなると「治安が悪くなっている」、「子供の質が落ちている」と結論づけたい気持ちは私にもわかるが、決してそんなことは無いと私は思うのだ。若かりし頃、同級生にいたであろう「武勇伝を語る人」がインターネット上に場を移しただけなのだ。ただ、それだけなのだ。絶対数は決して増えてはいない。はず。
昔はよかった。
みたいな事を言う人の大半はボケが始まっているか、過去を美化しているだけ。断言できるが今が一番よい時代だ。不景気不景気と騒がれている今の世の中が、少なくとも私には一番良い時代に映る。例え民主党政権であったとしても、今は本当に恵まれている良い時代だ。昔はもっといろいろとアレだった。うん。アレだったよ。
ただ露出狂の馬鹿が見えやすい場所に移動しただけ。ほんとそれだけなんだ。
それを言いたかっただけなんだ。
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