全体と個
やや旧聞になりますがLGBT問題について。まぁ杉田氏の寄稿については弁解の余地が無いほど表現的にアレですが、そもそもが論じる立場・立ち位置が異なるからどうしようもないよな~と私は思います。
2018-08-06 21:27:35
入力時間 / 10:04
私は「組織があって自分がいる」というちょっと全体主義ちっくな考え方の人間なので、表現はともかくとして「生産性が~」という気持ちはわからなくはない。もちろん表現はアレとして。
昨今の放言・失言などの問題の多くも「国家や組織からの視点」なのか「個人からの視点」なのかで、論点が噛み合ってないケースが多く見受けられるような気がする。
個人と組織(あるいは国家)のどちらが大切なのか、という話ではないんだけれども、大切なのは今ではなく未来において、どういう状況が望ましい未来か、という中長期的な視点が、昨今の個人の視点では欠けているような気が私はする。
とはいえ、今を生きている今の人間が今を考えないわけにもいかないし、未来のことばかり考えて自分の人生が不遇だったら意味ねーってのはわかるのだけれど、かといって今の人生がよい人生になったとして、未来が廃れるのであればそれは美しい解とは言えないと私は思うのです。
まぁ結局はバランスなんでしょうけどね。
理想論ですが「1人はみんな(組織・企業・国家)のために、みんなは1人(個人)のために」と考えることができれば、視点の相違による論点のズレもなくなるのでしょうけれど。
なんにせ、組織・国家と大衆の意見って噛み合わないものなのだなぁと最近頓に思います。
P.1900