和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

最低賃金と正規雇用率と格差社会

今日、倅と買い物に出かけると民進党の街宣車が「格差社会を無くそう」「最低賃金を上げよう」「正規雇用率を上げよう」みたいな事を宣っていました。それって矛盾してないかな~と思ったのです私は。

2017-08-23 22:15:46
入力時間 / 15:20

日本で言う格差社会とは主として所得格差の事を指すのでしょう。故に所得格差を埋めるべく、最低賃金を上げようというのはなんとなくわからない話ではありません。でも最低賃金を上げるってことは、被雇用者の能力に関わらず最低ラインとしての賃金をベースアップするって事ですよね。企業側からすれば純粋なリスク増に他ならない。

そうして企業の経営を圧迫しておいて正規雇用を増やそうってのはなんか矛盾してないかな。むしろ最低賃金アップは正規雇用率を下げる事になるのではないの?と私は思います。最低賃金デモなんかを見てても思うんですけど、「企業側から昇給を申し出るくらい働けば?」と私クラスは思います。なんか、非生産的に見えてね。

頑張ってる人はお給料たくさん貰う。頑張ってない人はお給料少ない。は普通でしょう。もちろん社会には頑張っていてもお給料が少ない人もいるとは思うのですが、王貞治の「それでも報われないとしたら、それはまだ、努力とはいえないのではないだろうか。」という至言がありますが、自身の能力・貢献度を省みずにただ「給料あげろっ!」は道理に適うとは思えません。

雇用者は被雇用者の保護者ではない

ベアもそうですが、最低賃金アップのデモなんかを見ると「お小遣いあげてよ」と親に強請っている子どもに私は見えます。昇給を望むならもっと頑張れよ!または転職するなり起業するなりすれよっ!と。どこまでも他人任せというか、甘ったれな印象を受ける。

格差が生まれる要因の最たるものはまさにその意識だと私は思うんですけどね。そういった意識を社会全体でどうやって無くしていけるかを考えることの方が最低賃金アップや企業側に正規雇用率向上を強制するよりも、長い目で見れば正道だと思うのだけどもなぁ。

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